西ケ嶽―御嶽
御嶽(793m)
(多紀アルプス)
多紀アルプスの西ケ嶽へヒカゲツツジを鑑賞に行きました。
西ケ嶽は多紀アルプスの主峰・御嶽の西に聳える岩山で、数年前までは藪山だったため困難な登山を強いられていたが、最近は登山道が東西南北から開かれており、ごく普通のハイカーでも山頂に立つ事が出来る。
その山の露岩の東北斜面とか、やせ尾根に自生するめずらしいヒカゲツツジは浅黄緑色の可憐な花である。
ツツジの仲間には、鈴鹿山系のシロヤシオ、アカヤシオ、六甲や播磨のミツバツツジと数多いが、ヒカゲツツジはひときわ変わった色をしている。
そして、その自生の場所がその名の如く日陰(全くの日陰でなく少し日陰)にそっと咲く麗人の花なのである。関西では丹波・多紀の山々(特定の場所でのみ咲く)にヒカゲツツジを見ることが出来る。
北日本では見られない花だが、四国、九州では群生地がある。
行き JR立花駅(06:40)-JR篠山口駅(07:54)-神姫バス(07:57発)-栗柄口(08:20着)
行程 栗柄口 ~ 西ケ嶽(09:50)~ 御嶽(793m)昼食(10:55/11:45)~ 火打岩(ひうちわん)(12:40) ~ JRバスで篠山(営)経由JR篠山口へ
なにしろバス発車まで3分しかない。客は3人のみ。
栗柄口で下車、バス停手前の民家横が登山口。茶畑を左に見て谷へ入ると植林の斜面を人口階段が延々と尾根へ出るまで続く。尾根は足元の笹と雑木林で野鳥のさえずりがにぎやかだ。
尾根の小さなコブをいくつか越えた時一休み。
北側の大きな岩に登り腰掛けるとそこには今日のお目当てのヒカゲツツジが見事に咲いている。
8-9分咲きの見頃である。
今年の暖冬は全ての花を10日ほど早く咲かせた。しばらく見とれてその周りを見渡すと山肌のそこかしこに麗人の花が咲き乱れている。
ヒカゲツツジの超見頃に出会った。木々が芽吹き始めた北東斜面に浅黄緑色の花が山桜のピンクとタムシバの純白の花が点々と埋めている。
来て良かったあ‥‥。
クマ笹をかき分け進むと西ケ嶽(09:50)に着く。
黄砂とかすみで展望は今一つだが、しばし休息。
さて東に主峰御嶽の三角錐を見ながら急坂を下ると、鞍部は栗柄の分岐に至る。ここからちょっとした岩尾根で三つコブを越せば御嶽(793m)の山頂だ。(10:55)
ここで昼食の休憩50分。
南へ下り、火打岩(ひうちわん)へ(12:40)着く。JRバスで篠山(営)経由JR篠山口へ。(注)火打岩―篠山(営)は2002/06/25より廃線
薄日差す 連山は かすみの中
今日の登山の目的は西ヶ嶽に咲く「ヒカゲツツジ」
ヒカゲツツジ
07時尼崎の自宅をマイカーで出発、昨夜来の雨は上がったものの登山口のおおたわ駐車場は霧が立ち込め、風も強くて寒いのでウインドブレーカーをはおり、09:00登山開始。
御嶽への登りは急な坂道にコンクリート製の丸太で延々とつづく。昔はこんな階段は無かったのに。
厳しくとも自然の岩道がいいな
馬酔木
道標とつつじ
山頂にまつられた役小角
御嶽の頂上に10:00着、霧で展望なし
去年の台風は凄まじかった。我が家の駐車場のテントも半分吹き飛ばされ、新調にしな
ればならなかった。山を歩いておればこのような倒木をよく目にします。
御嶽から西ヶ嶽の稜線北側に咲くヒカゲツツジ
西の覗きより650mピークの修験の岩とヒカゲツツジ
この上に立てますよ、ボルダリング
昨夜の大雨に打たれた
西へつづく多紀連山
ギザギザの鋸山、三尾山(丹波富士)、向井山
新緑につつじ・・・いい感じ
Forest Adventure Tanba Sasayama
駐車場の反対側に出来ていた
帰り道にある「兵庫県立 奥猪名健康の郷(温泉¥210)」日帰り温泉に立ち寄りました