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荒 地 山

六甲の岩山 (標高 549 m)
あれちやま Aretiyama



① 2003年7月17日(木)

 晴れ

 城山(鷹尾山)より荒地山

阪急武庫之荘駅(09:17)-芦屋川駅(09:33/35)~鷹尾山(10:25/35)~ 荒地山(11:50/12:50) ~ ゴルフ橋(芦屋ゲート)(13:20)~天狗岩、なまず岩(14:20)~芦屋川駅(15:20)

  梅雨が明ける気配が無いものの、雨の少ない梅雨後半の薄日の差す日に山行に出かける。
平日だが阪急電車芦屋川駅北側の広場では高年者達のザック姿が多い。
もちろん私もその人たちと同類ではあるが。

 

 山芦屋の邸宅街を芦屋川沿いにアスファルト道を北上、城山への分岐を右折するとすぐ山道となる。
緑のトンネルは日差しをさえぎり涼しい風と共にさわやか。ジージーと蝉が鳴き、小鳥もにぎやかである。
城山への中間地点にはベンチの置かれた展望所があり、絶好の休憩所。

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 キノコや野鳥を観察しながらの私を、年配のご婦人が追い越してゆく。
私がキノコをデジカメで写しているのを見て、興味深そうに「何というキノコですか」などとお聞きになる。

城跡は

 鷹尾山(字城山国有林の表示)は城跡であるが当時をしのばせるものは何も無い。
山頂広場の真ん中に大きなヤマモモの木が育つ、また東辺にあるウツギの大木に白い花は満開で蜂が密を求めてたわむれている。
神戸港がかすんで見え、東南方向の大阪湾には船が点点とする。

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風吹岩より城山、右奥は芦屋市街

 岩梯子は阪神淡路大地震にもめげず健在、この荒地山岩場の核心部を(11:35)を過ぎるともう山頂まで15分だ。
荒地山の山頂(11:50)ここで昼食休憩一時間(風は汗をかいた身体に寒いくらい)

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岩はしご

 荒地山より芦屋川駅へ

バスの便があるのでほとんど歩かれなくなったこの芦屋川沿いの山道を行く。
芦屋の秘境の雰囲気を感じる山道なので一度歩かれる事をお薦めしたいコース。
バスなら15分のところを100分くらいかかるがその価値は充分だ。
芦屋ゲートのところでこの道に入るのがむつかしいので間違わないように。

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 天狗岩 のすぐ上部にあの大地震で荒地山の山頂付近から転がり落ちてきたという大岩(推定600トン)が、名付けて なまづ岩 (地震となまずー保存会) も必見。

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「ヒグラシの 大合唱に おどろきぬ」

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② 2007年12月25日(火)

 くもり 微風

ロックガーデン(地獄谷) ~ 風吹岩 ~ 高座谷 ~ 荒地山

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赤線は今日私達の歩いたGPSの軌跡

行程
阪急電車の芦屋川駅[08:30]出発~高座滝[09:00/09:10]~地獄谷ルート~風吹岩[10:27/40]~キャッスルウオール[11:10/20]~岩梯子~荒地山[11-50/55]~黒 岩[12:00/45昼食]~奥高座滝~芦屋川~会下山遺跡[14:40/50]~芦屋川駅[15:15]
   歩行距離 11km

 高座の滝少し手前にある大谷茶屋(木曜日が定休日)のご主人の話では今朝は気温が5℃だったそうだ。
茶店の前に毎日登山会の出席簿が置かれており、一番多数回の方は一万回を越えている。
たいした人だなぁ、毎日休まなくても30年もかかるのだから。
私はロックガーデンが好きだといってもまだ20回くらいかな。

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不思議な形の岩が林立するロックガーデンの核心部

  滝を越え、すぐ地獄谷へ入る。
岩がゴロゴロ、その岩をよじ登って越えてゆく。
谷を詰めロックガーデンの特徴的な岩山を右へ左へ登ったり、下ったり。
振り返れば阪神間の湾岸が見張らせる。

 でも今はもう白砂青松の景色は無く、埋め立てられた無機質な都市風景。
数十年前に泳いだ芦屋の浜も、灘、魚崎の浜も今は影形も存在しない。 

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岩梯子

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岩窓 ザックがひっかかり抜けられない

ロックガーデンは日本岩登りの発祥の地、高座谷を挟んでこのすぐ東に位置する荒地山も同じように岩また岩の山、荒地山とは正にその名の通り。

この荒地山にロッククライミングのゲレンデとしてキャッスルウオール、ブラックフェースがあるのだがこのゲレンデを回って山頂をめぐる予定で歩いた。

キャッスルウオールからすぐ直登したがこれがまたほとんど歩かれていない危険な登り。下りは黒岩の一本松の下でゆったり昼食、高座谷を下り奥高座の滝を経て芦屋川駅へ戻った。

会下山遺跡peak

会下山遺跡
弥生時代の遺跡、兵庫県の指定文化財

ここは深江から有馬へ鮮魚を運んだという古の「魚屋道(ととやみち)」途上、標高188mの会下山の山頂にある。
今から約2000年くらい前の弥生後期の遺跡で復元家屋も一棟建てられていた。


荒れたこの一年 忘年登山も 荒地山

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③ 2012年08月08日(水)

 快晴 無風  35℃

真夏です、久しぶりに荒地山へ  標高 549m

登山口13:45~大谷茶屋~岩はしご~15:25荒地山山頂15:35~なかみ山~宝寿水~16:05風吹岩16:10~大谷茶屋~16:50登山口
行程 3時間5分 約 6km

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高圧鉄塔より荒地山

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GPSのトラック

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高座の滝に二つの茶屋があります
下に滝の茶屋、上に大谷茶屋

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大谷茶屋の前から城山~荒地山コースに合流する分岐への登山口の道標

岩梯子iwahashi
岩はしご と 岩窓

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岩梯子上部からの展望

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宝寿水

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④ 2012年08月22日(水)

 快晴 無風  35℃

高座の三滝より荒地山

高座谷の3つの滝の涼しさを求めて歩きましたが暑かった

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 荒地山にはこんな大岩があちこちに点在しています

往路 阪急芦屋川駅09:30 ~ 高座の滝 ~ 中滝 ~ 奥高座の滝 ~ 尾根へ急登 ~ 11:30荒地山

帰路 荒地山12:30 ~ 黒岩 ~ 高座谷 ~ キャッスルウオール ~高座の滝 ~ 14:30阪急芦屋川駅

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 標高300m位からはひどく傾斜が強く、岩登りです

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高座の滝(10m)

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高座の中滝(3m)

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 奥高座の滝(2段になって落ちています、水量は少ない、5mくらい)

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 キャッスルウォール (この岩は震災にめげず健在です。 <30m> 以前私の登攀した1ピッチは(40m)もありませんが中央ルートはむつかしい)

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黒岩の上に一本の赤松

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⑤ 2019年07月25日(木)

 晴 微風  35℃

城山から荒地山を登る

行程
阪急武庫之荘駅(09:07)-芦屋川駅(09:17/25)~城山(10:20/30)~ 荒地山(12:30/12:50) ~ 風吹岩(13:40)~ 芦屋川駅(14:50)


城山(鷹尾城跡) / Mt. Shiroyama (Former Site of Takao Castle)
 永正8年(1511)細川高国・澄元の両軍勢による鷹尾城と芦屋河原の合戦は阪神地方の代表的な古戦場として知られています。現在は、中世の城跡としての遺構は何も残っていませんが、大阪湾を一望できる眺めも素晴らしく、動植物の観察や高座の滝までのハイキングコースとして親しまれています。
<芦屋市市民生活部経済課 >


 芦屋川駅から城山登山口へ25分くらい

ここを右へ

この道は左へ

突き当りを左へ

会下山分岐を右へ

城山への道標を右へ

ここから山道が始まります

道は南尾根にジグザグにつけられ坂は緩やかです

城山五合目付近にある休憩展望所で一休み

 城があったとみられる広場にはNHKのアンテナに大きな木があります。流れる汗を拭いながら休憩していると、若いご婦人が水筒一つ持って一人で登って来た。「今日は暑いですね」と声を掛けられたので”そうですね”と返す。
 姿恰好からして近くにお住まいだと思い「毎日登山ですか?」と聞くと、「ここまで20分ですから時々登ります」とのこと。
 荒地山まで行ったこともありますと付け加えてニコッとして今日はここまでといわれる。


鷹尾山、山名を記した板が木に取り付けてあり

鷹尾山の送電線横から見る

関電の送電線がピークごとに立ち、ここは城山から三つ目の鉄塔

ピークは小さいが登り下りを重ね、この暑さと湿気の多さで行程時間は倍もかかってしまった。

荒地山
 ここ荒地山の最高地は549メートルで、鷹尾山(城山)の背後にそびえ立つ山塊である。
東は芦屋川の渓谷で、北は黒越谷によって花原盆地に、南は道畦(馬ノ背)の鞍部によって鷹尾山(城山)につづいている。
 その名のように全山岩肌を露出した粗粒花岡岩で、風化がひどく登山にもときどき落石があって危険である。
また南に位置する岩梯子という奇怪な洞門は、昔七右衛門と呼ぶ純真な若者が世をすねて酒酔享楽の末、盗みを覚え有馬へ向かう山越えの行商人を襲い続けた。元来荒地の山には石ノ宝殿に祭る権現さまが住んでいて悪事をはたらくものを連れ込むと伝わっていた。七右衛門はこの岩穴で頭をくじかれて、たたり死にしたという伝説を生んだところとして名高い。
この洞門を七右衛門嵓という。
 1995年(平成7年)1月17日の阪神・淡路大震災で崩れたため現在の洞門は新七右衛門嵓とよばれている。
東の芦屋川に望んだところにも、弁天岩、フカ切り岩、夫婦岩、扇岩、天狗岩、ナマズ石などの巨岩が散在している。
<芦屋市市民生活部経済課 >

 
     岩はしご七右衛門嵓

 




荒地山


風吹岩よりロックガーデンと芦屋市街


梅雨をあつめて落ちる高座滝

 

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⑥ 2020年12月09日(水)

 晴/くもり 微風  15℃

城山から荒地山を経て芦屋ゲート(芦有道路)へ

行程
阪急武庫之荘駅(08:40)-芦屋川駅(09:00/05)~城山登山口(09:30)~城山山頂(09:50/55)~ 荒地山直下で昼食休憩(11:54/12:20) ~ 荒地山(12:35/40)~ 芦有芦屋ゲート(13:30/13:41)阪急バスで芦屋川駅(14:00)

 山仲間と二人で山行、新型コロナ流行に平日ですが登山者は多い。さすが六甲の人気コースです。



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☆ きけん 危険だが クライミング ☆


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