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東讃富士(白山)

標高 203m


2003年02月06日(木)
 曇り・晴れ 気温8℃ 寒い

 讃岐七富士の一つ

 香川県には讃岐七富士といわれるようにほとんど円錐形に近い形をした山が多数ある。

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南より望む

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 標高203mのおむすび型のこの山は、東讃富士と呼ばれ、西の丸亀平野にある飯野山(422m)と並ぶ讃岐富士の一つである。
特に南北方向からの眺めが秀麗で裾野の広がりは見事である。
 平野部に見えるこれら同じような形状の山は、山頂部が侵食作用に強い火山岩類で、その下が浸食作用に弱い花崗岩で出来ている。このような岩質の違いの重なり方が、このようなおむすび型の山をつくった主な原因であるといわれている。

 白山の山頂にのる火山岩は、500万から1,000万年前に噴出してきた溶岩の一つでその種類は、黒雲母安山岩と呼ばれるものである。灰色または黒っぽい岩石で風化が進むと白っぽくなる。
山頂付近は、溶岩が冷えて固まる時にできるといわれている柱状摂理がよく発達している。畳岩付近では、それが丁度厚い畳を重ねたようにみえる。

 下位にある花崗岩は、登山口近くの神社脇の崖などでみられる。風化が進み、おうど色で真砂状になっている。この岩石は約一億年前、地下深くでマグマがゆっくりと冷え固まってできたものである。また、県下どこを掘ってもこの岩石が出てくる。
香川県全体を支えている岩石である。


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白山神社より眺める

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コース案内板

 一年で一番寒い節分のころ、白山を訪ねる。
「白山」は三木町のシンボル。
麓にある白山神社は高松琴平電鉄しらやま駅(高松より30分)のすぐ北にあり、駅を出ると参道が白山に向かって伸びる。
神社本殿の左手より登山道がきれいに整備されており、道幅は一間くらいもある。
丸太を擬した階段も所々あるが、傾斜はゆるく苦にはならない。
一本道の登りだし、すぐ視界が開け気分は上々だ。

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ジョウビタキ(オス)

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距離の表示

 今日は登山のかたわら、野鳥観察をしようと双眼鏡も持参した。
ヤマガラ、シジュウカラ、つぐみやヒヨドリなどのほかジョウビタキ(写真)を観察でき、真冬の週日なので静かなハイキングを楽しむことができた。

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山頂の方位板

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天狗の像

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山頂より西方

 初日の出見物の名所で元旦には大賑わい。
当日、白山神社の氏子の人々によって温かいぜんざいやみかんがふるまわれる。

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平木尾池と白山

 アオサギ、鴨があそぶこの池からの展望はすばらしい。
ゆっくり歩いて20分で山頂に至るが、野鳥の観察をしながら往復約一時間の行程だった。

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