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豊後富士(由布岳)

ぶんごふじ(ゆふだけ)
標高 1,584 m


 2004年12月09日
 ~ 12月12日

  九州大分県に数ある「ふるさとの富士」の中でも一番の富士はこの豊後富士!!!

朝焼けの、豊後富士と笠雲

 神戸六甲アイランドのダイヤモンドフェリーは定刻の17時50分に出航した。
(サンフラワーに後日変更)


 最近のフェリーは大型化してこのフェリーも一万トン級で快適な船旅ができる。
24時間オープンのお風呂、少し割高だがレストランに売店も充実している。夕食は1500円くらい、朝は840円でバイキング風の食事が用意されている。

 食事を終わり、デッキに出る。
船上から明石大橋のライトアッブを見るためだ。
風が冷たく震えながら眺めるのも久し振りのことである。
故郷が四国であるので、この大橋を何十回と車で走るが船上からしかも夜間見るのは初めてのこと。

 8時頃には、上段のグリーン寝台にもぐりこんだ。

 2004年12月11日
 快晴 ・ 無風

 早朝、大分港に5時40分に着岸
 バスで登山口まで1時間かかり7時頃着いたがまだ薄暗い。 関西より日の出が遅いのでまだ日の出前である。


登山口

登山口を07:00に出発

 登山コースは正面、西と東の三方からあるそうだが私たちは正面から登る。


日の出と共に、笠雲に荒々しい岩が赤く染まる

登山口の標高が780mくらいだから山頂までの標高差は約800mである。

 西コースと合流する合野越(ごうやごえ)

(標高1030m)まで落葉して明るい雑木の気持ち良い道。

 10分休憩、シャツ一枚になる。

 合野越(07:40/50)を過ぎると傾斜がきつい山道となる。


天気は晴れ、気温10℃と暖かい。

 九州の山の多くは火山による造山なので標高が1000mを越すと森林限界のようになり高木は育たない。
そのため眺望はすこぶる良い。

 眼下に真っ白な雲海が湯布院を覆い、南西に九重連山が遠望でき始めると「ワァーきれいや」と歓声が上がる。


雲海に浮かぶ九重連山

マタエに09:00に着く

 マタエ---これはどんな意味があるのだろう。

 由布岳は火山の火口が陥没して、火口の周りに東峰と西峰が聳える双耳峰となっている。そしてその両峰への分岐点、コル状の所が「マタエ」と呼ばれている。

 5分休憩。



  西峰への道は鎖の付けられた馬の背、障子戸と呼ばれる難しい稜線があるので、見送る。

 馬の背-稜線は立ち入り禁止となっているのでトラバース道を行く。





 東峰へ道の傾斜はだんだんきつくなるも、15分ほど急坂をがんばれば山頂だ。

 狭い山頂であるがガガたる溶岩のかたまりの上に立てば展望は申し分の無い山頂だ。

 この日、九重、祖母まで展望は100点だった。



東峰より西峰を望む

「飯盛ガ城」の奥に豊後富士「七色の風」より

正面登山口よりの端正な豊後富士


湯布院の金鱗湖

大分自動車道より豊後富士


名物-地鶏

登山口の看板

   

下山後の楽しみ-露天風呂に

湯布院の町並み

 登山口より湯布院へ向かい、約10分で「七色の風」が良い。 
露天風呂につかり、豊後富士を愛で、そして名物「地鶏焼き」を味わう。
湯布院は年間数百万の観光客が訪れる観光地だそうだ。しばし観光後、復路も16時10分発のフェリーに乗る。
 神戸着は翌朝5時30分。

 ★ 行程:
登山口(07:00)~合野越(07:40/50)~マタエ(09:00/05)~山頂(09:20/35)~登山口(11:35) 
登り  2時間20分 : 下り  2時間 : 片道  約 4 km

 また湯布院などの観光は湯布院観光協会のページへ


ツアー登山に参加の皆さんと山頂で

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