豊能富士(鴻応山)
とよのふじ(こうのさん、こうのやま)
標高 678.9 m
歌垣山南登山ルートの鉄塔下から撮影
南西の光明山より展望
頂上・三等三角点 鴻応
(2万5千分の1地形図名)
鴻応山は大阪府豊能町にあり同町の最高峰で山頂には三等三角点が置かれている。
昔、コウノトリが棲んでいたことから名付けられたという伝説が残っています。
「ふるさとの富士」にもいろいろあり、江戸のころより謂れのある富士のように伝統のある富士から、最近になつて村おこしなどの宣伝の為につけられた富士まである。
まさに「富士いろいろ」の感。鴻応山のある豊能町観光協会の案内には余野からの鴻応山コース(歩行時間3時間25分~豊能町最高峰への最短路)として紹介されているが、「○○富士」とは呼んでいないようだ。さてさてどんな経緯があって「豊能富士」と呼ばれているか定かでない。
ビラミダルな山容は、まさに「豊能富士」と呼ばれるには相応しい。最近、隠れた名山として登山者が増えているようです。
標高が678mといっても登山口の寺田集落地点が440mくらいなので標高差は240mしかない山登りである。
亀岡市西別院小学校では4月に、1年生の入学祝いを兼ねて1年生から6年生まで、助けあい励ましあって登る「鴻応山登山」が恒例になっているそうだ。
行程 往復 2時間 プラス 休憩時間 寺田登山口10:30 ~ 牧コース分岐②10:45 ~ 主尾根③11:00 ~ 11:10 鴻応山山頂 ④11:20 ~少し下り ~12:00 昼食休憩 13:00 ~牧分岐~ 13:30 寺田登山口
寺田口バス停を北へ寺田集落へ車を走らせる。駐車場所を探し大歳神社、公民館のあたりをウロウロするも道が細くとめられない、仕方なく登山口の材木屋さんにお願いし庭先に止めさせていただく。
材木置き場のすぐ横に登山口の道標がある。 「栗園のイノシシ避けフェンス沿いの道を進む」とガイドブックにあるのでそれに従う。広葉樹・針葉樹のいりみだれたゆるやかな道だ、落ち葉を踏み里山の山歩きを楽しむ。
一汗かくころ、牧からの道が左から合わさる。時計を見れば15分歩いたようだ。にぎやかな話し声が前方から聞こえてくる。中年のおじさんがこれまた5人のおばさんを引き連れ下山してきた。 ここを過ぎれば日陰の小道にはうっすらと雪が残っているのが目立つようになる。 東よりの主尾根に乗り、西へ10分たらずで山頂に着く。
山頂からは、落葉樹の枝間からの展望なので良いとはいえないが亀岡方面の半国山(丹波富士)が北に、西に能勢や箕面、東に湯谷ヶ岳(ゆやがだけ)、南に見えるゴルフ場は茨木高原ゴルフ場か。木の葉の茂る夏には展望はほとんど得られないだろう。
鴻応山が富士型に望めるポイントは、歌垣山南登山ルートの中腹からが良い、また標高が鴻応山と同じ678.9mのぽんぽん山からも上の写真のように三角の山形に眺めることができる。
山名・鴻「コウノトリ」にまつわる伝説があるそうだが現実の「コウノトリ」を知りたいならこのページ(コウノトリ文化館)をどうぞ。
地元の方から「シイタケ」の菌埋め込みの手ほどきを教わりました。その後我が家で5年くらいシイタケ栽培にのめりこみました。
こんなに沢山の石碑が、あります。写真はとよのちょう観光ボランティアガイドの会HPより参照