丹波富士(半国山)
丹波富士パート9
標高 774m
山頂へはいくつかコースがある
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① |
湯ノ花、宮川コース(史跡コース)
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12 km |
② |
赤熊コース(景勝コース)
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7 km |
音羽の滝とよばれ、大小いくつもの滝がある
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③ |
千ヶ畑、畑野コース(最短コース)
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3 km |
登り口は林道となっており比較的歩きやすい
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④ |
瑠璃渓コース
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⑤ |
井手コース
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三 角 点
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基準点コード TR35235433601
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点名 半国山 種別等級 三等三角点 標高 774m
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地形図 京都及大阪-園部
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緯度 35°01′47.9983 経度 135°27′05.5451
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所在地 京都府亀岡市東本梅町中野細谷1-2
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◇ 1998年01月11日の記録 ③千ヶ畑コース(最短コース)
◇ 2005年01月30日の記録 ①宮川コース(史跡コース)
◇ 2006年10月04日の記録 ④瑠璃渓コース
◇ 2008年02月07日の記録 ③千ヶ畑コース(最短コース)
◇ 2015年02月12日の記録 ③赤熊コース(景勝コース)
丹波の国がこの山頂から半分見えるというところから半国山と云われる。
行程:千ヶ畑バス停(08:45)-林道終点(09:15)-るり渓分岐(09:40)-宮川コース分岐(09:50)-山頂(10:00/10:15)-千ヶ畑バス停(11:20)
登山口への林道は車止めの鎖があり進入できない。
幸いというか、千ヶ畑バス停の先に広い場所があり(個人の所有地みたいだが荒地状態)の場所に車を停めさせていただく。我が家から約50km、一時間半のドライブだった。
8時45分出発。なだらかな林道は30分ほどで終わり、山道となる。山仕事の作業道が二手に分かれるが詳しい地図を持たなかったし、道標も無く、どの道を行くのか判断に困ったが一番広い道を選んで進む。
針葉樹、広葉樹が交互になる道は進むにつれ割と急な坂道となる。9時40分、左にるり渓の道を分ける分岐を右にとる。9時50分、宮川コース①と合流、白く雪の残った雑木の中を10分くらい急登すれば山頂へ10時に着く。(この年の積雪は少ない)
北東から東方面が開けており、良い展望が得られそうだが今日はあいにく小雪混じりの雨が降って来たので、ホワイトアウトになりほとんど景色が見えず、白い雲の切れ間に雲海に浮かぶ山並みがかすかに見えたのみで残念だった。
山頂には15分くらいで別れを告げる。
深山(標高790m)にも登るつもりだったが小雨だし寒いので中止。るり溪の「こぶし荘」の温泉に入浴しようと訪ねるも改装中でだめ。仕方なく能勢の里「かんぽの宿」でお風呂に入る。(500円)
行程:①宮川神社(09:40)-金輪寺(10:00)-②ウロウロ③-金輪寺(11:00)-山頂(12:10/12:40)-金輪寺(13:40)-宮川神社(14:00)
金輪寺にお参りしてから、さて道探しである。
国土地理院の地形図にある④の道が見つからずお寺の右手から進む。朝方に降った雪が3cmくらい積り一面真っ白である。
②のあたり(420m)まで踏み跡を探しながら登って見たがだんだん道が怪しくなってきたので引き返す。
昭文社の「北攝の山々」の地図も持ってきていたので、この地図をよくよく見てみると、③のコースが赤線で書かれているではないか。ウロウロしたのはちゃんと確認しなかった自分の手落ちである。
「国土地理院の地形図にある①から④への登山道は金輪寺への車道が出来て(1982年)から③の道を通るようになつています」と下山時に住職より伺った。その為、④の道は登山者が通行しない。
国土地理院の地形図も改訂されていないと信用できない。
1時間ほど道草をしてしまつたがそのあとは、楽しい雪山に逢うことができた。
2002年春、清流で有名な、るり渓高原にオープンしたばかりの、るり渓温泉に立ち寄る。
どうしようもないくらい複雑怪奇なり
出発点はテニスコート、地図の赤線をたどりました。
行きつ戻りつしましたが、とうとう山頂まで行けなかった。
GPS持たず、コンパス持たず、地図持たず・・・・・失敗登山!!!!!
アキノタムラソウ
ゲンノショウコ
登山口から簡易舗装の林道を登り、林道終点より時計回りに道を進む。中腹から雪が現れる。山頂付近は20センチくらいの積雪があり、サクサクと靴音を立てて楽しい。
下山後道脇に止めていた車の横でお茶を飲んでいた時、京都ナンバーの四区の軽自動車でのおじさんに
「雪が少ないですね」と話しかけたところ「いや、雪はよく降りましたよ、今年は寒い」と。
私の車を見て「兵庫のどこからかね」、
私「。。。からです」。
「若いころ仕事の合い間に半国山に登ったとき、二月のよく晴れた二月の寒い日には攝津の海を行きかう船が見えた」 とおっしゃる。
半国とは丹波の半分が見えるからと本で得た知識であったが攝津の海まで見えるのかと感心する。
下りは井手へ向かい、すぐの分岐を関電の送電線巡視路を進み火の用心分岐へ急降下である。
行程 :登山口 10:05~ 根分岐 11:14~山頂 11:40/12:30~登山口 13:30
赤熊登山口より音羽渓谷を登り、烏帽子岳を経て山頂へ。下山は宮川コースをたどります。
日慈谷神社に車を停めて、コースの案内板先の熊避けゲートを開閉し進みます
渓谷沿いの道は大小の石がゴロゴロして足首を捻挫しそうですがきれいな水が流れる渓流の流れの音を聞きながら夏だったらさぞ涼しいことだろうなど考えながら歩きます
目立つ滝が4つありますが落差は5mほどの滝です
寄り道した烏帽子岳(標高 644m)山頂に横たわる大きな烏帽子岩
牛つなぎ広場、ここは半国山の西斜面を迂回してるり渓へ下る分岐となっています
山頂北側に、庭園のように美しい馬酔木
今年は日本海側は豪雪なのに、半国山付近は正月に降ってから雪が降らないそうです。 山の北側に10cm位の残雪ですが、山頂には雪が無い
雪が無く、三等三角点も露出しています
山頂から東の展望、牛松山(丹波富士)の双耳峰が見えます(霞んでいます)
福知正温著「ふるさと亀岡をつづる」より抜粋
七谷川をわたると江島里の村が続く。在所にさしかかるあたりから道はカーブしている。このあたりから西をみるといい。段丘は次第に低く広がって、河原林町・馬路町に達している。南側く手前から七谷川の堤防に茂っている木々の緑が延々と、そしてだんだん低くなって続いている。
平野のむこうには、眺望のきく限り、亀岡の山々が二重三重にたたなわり、ひと連りの山ごとに色をたがえた稜線が美しくみえる。真ん前は千代川町である。千代川町の左手に行者山・とこなげ山がみえる。右手には千代川町拝田・北庄の低い山々がみえる。その山と山の間に、長い三角のような形で、平野が宮前町神前まで、次第に高くなって続いている。ちょうどその上の遠い空に、半国山が淡紫色で端正な姿を静かにあらわしている。
江島里より展望
丹波富士といわれていることは知っていたが、どこからそんなに見えるのか疑問に思っていた。その疑問は、親戚へいった時に解けたのであるが、しばらくじっと眺めた。たしかに丹波富士である。こんなすばらしい眺めを、今までどうして知らなかったのだろう自分自身不思議でならなかつた。
これ以来、江島里を通るたびに、わたしは車をとめて、しばらくじっと眺めた。南側に少し会釈をしたような富士であるが、なんともすばらしい。ここ江島里からみる半国山の姿には、一目も二目もおかねばならない。登った人の話をきくと、上の方は、熊笹ばかりが生えているということである。貝の化石が出るともいわれている。わたしはまだ登ったことがない。
半国山という名前は、頂上から丹波の国が半分見えるということからついた名前だときいている。こんなすっきりした姿を見た以上登らずにはおられない。是非登ってみたいと思っている。半国山が、文字通り「丹波富士」の名に恥じず、すつきりと見えるところ、それは、この七谷川のあたりから、江島里の在所一帯の間である。
遠望の半国山をみたわたしは、一種の信仰にも似たような気持ちを感じた。そして半国山と千歳町いは古い歴史の象徴が相対しあって、静かに移りかわる亀岡をみつめているようにも思うのである。
亀岡市は、市内の有識者や子どもたちの協力を得て、「亀岡の自然100選」を選定し、冊子を作成しました。先人から譲り受けた、亀岡が誇る自然環境を次世代に受け継ぎ、よりたくさんの人に関心を持ってもらえるよう、その内容をこのコーナーで紹介していきます。
順番に推薦していただくのは、100選の調査員としてご協力いただいた皆さん。第1回目は、選考副委員長も務めていただいた福知正温さんです。
紹介したい場所はたくさんありますが、半国山にある音羽渓谷は格別です。亀岡のあらゆる場所を歩いていた、昭和56年に初めて訪れました。大小さまざまな滝やせせらぎがあり、こんなに素晴らしい場所が身近な亀岡にもあるのだなあと、大変感動したのを今でも覚えています。渓谷は、水量が多い6月から7月が特に美しいですよ。
亀岡市観光協会
0771-29-5152