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和佐富士(高積山)

わさふじ
標高  237  m


施屋(ほしや)より---富士の山容だが

 

2004年07月01日(木)
33℃ 晴れ 風さわやか

 和歌山駅より11分くらいでJR和歌山線に布施屋(ほしや)駅がある。この駅のすぐ南に形の良い山が望まれ、この山が神奈備(神霊が鎮座する山)-高積山である。この山は別名「和佐富士」と呼ばれ、古くから地元の人々に親しまれている。(JR西日本和歌山支社の熊野古道ハイキングマップによる)

 「ふるさとの富士」を訪ねて3000里までとはいかないが「ふるさとの富士」についての情報集めに最近はインターネットで検索させていただいている。比較的有名で山の周りの人々が「。。。富士」と呼んでいることが確認できれば出典など必要ないのだが、この「和佐富士」はもう若い方々は全然わからないみたいなので本当に「和佐富士」なのか?と疑問も湧く。

 高積神社にお参りに来ている年配の地の方々にお尋ねしても「和佐富士」のことも、通称「和佐山」と呼ばれるということもご存知無い。それなら神社の神主さんなら何か情報が伺えるだろうと思い、社務所のベルを押す。「知らないですね」とのご返事で、「どこそこのご長老が知ってるかもしれない」とのことだった。また布施屋の畑で農作業中のおじさんも「そんなこと聞いたことは無い」と。

 尼崎から和歌山へは高速(湾岸自動車道)を利用すれば約1時間で着く。私宅から尼崎のほぼ中ほどに南北の湾岸自動車道に直結している道意線があるので終点まで走れば15分でICだから便利だ。

 紀ノ川SAで休憩しても高積山の登山口となる高積神社に1時間半くらいで着いた。(神社まで82km)

 

 黄金伝説が現実に

 朝日さす夕日かがやく
その下に
黄金千枚朱三石

 高積山のどこかに黄金1000枚と朱3石を埋蔵し、村民の飢渇に備えたという黄金伝説があった。 発掘してみれば山頂の高積神社付近から約15000枚の古銭(中国銭)が現実のものとなる。この量の多さは和歌山県で初めてということである。埋蔵金伝説は日本各地にあるが発見されるのは稀なことだ。

高積山の千本桜並木道

高積山の千本桜並木道

 高積神社下の宮の50mほど左横に上の宮への参道があり、この参道が登山道でもある。


桜の大木の根上がり

福地蔵尊

 参道の両脇に植えられた桜は古木となり、桜の並木は花の名所となっている。この写真のように根張りもたくましい。


孟宗竹

梵字石柱  

高積山と城の峯との分岐にある梵字の石柱

上の宮石垣

上の宮は4段に組まれた石垣の上に建つ。 

 永い歴史のある高積神社は都麻都比売命、大屋都比売命と五十猛命の三神を祀るところから、高三所明神とも呼ばれており和佐王子、川端王子を合祀している。

 和佐富士を経て次に城の峯へ向かった。

一番奥が龍門山(紀州富士)

見晴台

 分岐からほんの数分歩けば土砂が崩れた見晴しが良い所があり、龍門山こと紀州富士を望むことが出来る。

 紀州富士はこの方角より見ると美しい。

城ヶ峯、丁石

城の峯には二等三角点がある。

 その昔、城があったから城の峯と呼ばれるのだろう。今は城跡に廻らされた土塁とわずかに石垣の跡が残るのみ。見晴台にもどり紀州富士を前に昼食休憩をとる。

 行程 : 下の宮11:00 - 上の宮11:40/50 - 城の峯12:15/25 - 見晴台 - 下の宮


オニイグチ

ヒビワレシロハツ

マンネンタケ

コウジタケ

クロアゲハ

山頂へ八丁の石柱

 このキノコたち、全て食用OK。
キノコのことは自称「きのこの神様」にご指導いただいております。p://www.geocities.jp/kinokonokamisama/ (閉鎖しました) 










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