富 士 塚
江戸時代に庶民の「富士講」という富士信仰、富士登山が流行していました。
富士塚というのは、富士山に似せた人口の小山です。
(富士山から運ばれた溶岩が積み上げられ、
本物の富士山同様の登山ルートと要所要所の信仰対象がつくられています)
当時は本物の富士山にはなかなか訪ねることができなかったので、
富士塚を作り、登ることで実際に富士山に登ったのと同じ「御利益(修行)」を得ようとしたのです。
無くなってしまったり、また土地区画整理などで移動したり縮小されたりですが今でも多く残っています。
現在、東京都内で100以上あり、関東地方に300以上もあるそうです。多くは神社の境内に残っているそうだ。
東京の富士塚から看えますよ、基本的に富士山を遥拝できるように作られた。
関東の人はいいですね、苦労せずに富士山に登れるのですから。 (笑い)