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野鳥の観察


2001年2月11日(祝日)

 篠山の山に行く予定でしたが朝の天気予報では兵庫県北部は20-30cmの大雪注意報が出ている。一昨年舞鶴から帰途、大雪で大変な目にあっているので篠山ゆきは中止した。ということで近場の丘で野鳥の観察になった。

夙川――甲陽園駅――北山池――北山ダム一周――甲山北側周回路――仁川五ケ池――仁川渓谷――仁川駅

午前中は晴れ時々くもりだったが昼からは雪がチラついたり、一時吹雪いたりの冷たい日だった。

ところが野鳥の宝庫である、北山池のあたりは西宮市の園地になっており散策路が整備されており歩き易く、いたるところに小鳥が飛び交っている。
駅から丘に向って歩くと、もうすぐに百舌鳥、つぐみ、セグロセキレイ、すずめが電柱や住宅の屋根にいる。

銀水橋から夙川の支流である水分谷に入るとハクセキレイ、からす、ひよどり、うぐいす達が姿をあらわす。それからにぎやかにアトリ、シジューカラ、コガラ、エナガ、ヤマガラ、めじろが木に鈴なり。

少し歩くとホオジロ、カワラヒワ(黄色の風切り)、コゲラが木の幹をつついている。

北山ダムにはカワ鵜、ダイサギ、アオサギ、マガモ、カイツブリが水面や岸で餌をあさっている。

甲山周回路ではめじろの大群。

仁川五ケ池――雪が強くなる。ウグイスが木の枝で寒さに震えている。ツグミ、きじばとも震えているが私ももっと震えながら双眼鏡をのぞく。

仁川渓谷(危険なので立ち入り禁止になっているが、私達はいつもクライミングの練習に入る)の断崖を歩く。渓谷を抜けて傾斜の緩やかな住宅地付近に出ると仁川の水にカルガモ、コガモ、ムクドリの群れ、小サギを見る。

満開の梅にジョービタキ(翼の白斑)の本当に美しい鳥が数羽も訪れていた。
甲陽園から仁川は小鳥達を観察するには駅からも近くて良い場所である。そして今日、初心者の私でも30種類ちかくの小鳥達を観察することができた。

散歩の時には双眼鏡をもって眺めてみよう。人の家の中はくれぐれも覗かぬように。

2002年2月24日(日)

 YMCCの野鳥観察に参加する。

昨年に次いで2度目の参加ですが、今年も観察場所は同じ私市
JR立花駅を08:25発の松井山手ゆきに乗車する。住道駅で快速に乗りかえると、河内磐船駅に09:25に到着。空は青く澄み切って少し春の息吹を感じる絶好のバードウオッチング日和だ。

京阪電車の私市に10時集合なので、一足早く野鳥を観察しながら河内磐船から私市駅まで歩く事にした。アスファルト道を避けて小鳥がたくさん遊ぶ田んぼのあぜ道を歩く。

生まれは農家、あぜ道を歩くのは得意だ。脇道に入るともうすぐ、ツグミ、ハクセキレイを見つける。すずめ、カラスやヒヨドリは野鳥に入れてもらえないかも知れないが飛び交っている。私は観察した数に入れる。

稲が刈り取られ今は何も栽培されていない畑を歩くと、バタバタと飛び立つ鳥の群れがある。黄色いクチバシが鋭く尖ったムクドリである。次にヒバリのような小鳥(判定できず)がいたり、木の杭にはモズが一羽止まっていた。

畑をぬけ、土手を上がると常緑樹(木の名前は判らない)の中で小さめの小鳥が動いている。双眼鏡で覗くと、みどり色のかわいいメジロである(目の回りが白いので見まちがわない、目のまわりが黒いメグロもいるそうだがまだお目にかかった事はない)

大きな収穫を持って私市駅に集合時間ギリギリに着くと、もう皆さん来られておりました。
私市駅前で立ち話をしている時テレビのアンテナに止まった一羽の小鳥をめぐって、ホオジロだジョービタキだと意見バラバラ。
遠くだったので判定は難しいが、翼の白斑と尾羽の茶色やくちばしの下の黒い色からして、私はジョービタキだと思った。

すいれん池までのコースでトビの旋回、シジューカラ、エナガをみんなでどこにいるの、あそこや、見えへん、あっいるいるなどにぎやかに鑑賞。すいれん池ではヤマガラのきれいな「ツー ツピー」とさえずるのを楽しむ。

くろんど池からの道をおりてこられる双眼鏡を首につるしたご夫婦に「何かめぼしい野鳥がいましたか?」と問うと「エナガ、ヤマガラ、シジューカラくらいかな」と答えられた。やはり我々が観察したのと同じか。天気がよくて、風もそんなに強くないのに今日は数少ないな。

このあとキャンプ場と獅子窟寺の分岐で昼食。

曇れば寒くなり、一時間ぐらいの歓談で獅子窟寺を経由し河内森駅へハイキング。午後はヒヨドリくらいしかお目にかかれず、駅近くでキジバトを一羽見ておしまい。


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