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木下清さん定年お祝い会


久しぶり焚火を囲み 
飲み明かし
木下清さん定年お祝い会


とき: '97.11.8~9
ところ: 鎌倉峡・百丈河原

参加者: L.川原K、木下K、森本E子、日野K、小島K、大川H、森本T、岡尾T、奥野K、坂口T、中島S子、生信Y、庄司A、中川K 雑木の会=佐藤T、佐藤M子 福島=柳S くまごろう=奥野 OWCC=松田M子
協力: OWCC=古谷(たきぎ)
差し入れ: 木下=清酒1本、荒木=清酒1本、柳=鹿児島焼酎1本

木下清さんは本年9月末をもって、永年勤務の日立造船を定年退職された。定年は勤労者にやむをえず与えられる一つの区切り点である。喜びもあれば淋しさもある。そこで今回、木下さんの今後の新たな人生の出発点を祈って、百丈河原で仲間の宴を張ることとなった。

8日(土)

13:00JR道場駅には日野さんが待っておられた。木下さんの定年お祝い会は日暮れてから開催だから、少し登ろうという予定だった。
大北商店で昼食のおにぎりを買うとき、奥さんがいわく、「そうそう、預かっているものがあるわ」と奥から出してみえたのは清酒1本、「お祝い・荒木」と書かれたノシがある。では、ありがたくとザックに詰め込む。
すでに木枯らしが2週間前に吹いたが、今日は小春日和り、川をわたる風も心地よい。百丈やぐらでは中級女性コーチグループ6~7人がトップの墜落を救助するパーティ内セルフレスキューの訓練をしている。荒木さん、中島さんたちも混じっている。
14:00少しだけ登ろうと、中川・日野は下部岩壁のタイスケ・ルートから取りつく。上部は右端のリッジルート。
登っていると東稜から柳さんの声、「お~い、中川さん」。彼らは朝からきて河原にテント3張りの場所取りをしていただいたよし。どうもありがとうございます。
東稜に移って右凹角よりフェースをA0で登る。久しくA0の続くルートを登っていないので少々ふるえた。日野さんもスイスイ登ってみえる。
16:00終了とし、たきぎを拾って茶店へ下りる。荒木さんたちは、ずっと同様のトレーニングに励んでいらしゃる。大川さんもすでに到着。
百丈河原の今宵の宴会予定地でかまどの整地と石組みを行ない、火をおこす。
日野さんは枯草や小枝をいっぱい拾ってきてどんどん燃やす。
木下さんと森本栄子さんが三田から肉を買ってきていただいた。買い出しに主賓の木下さん自身ががんばっていただくなんて申し訳ない。栄子さんは木下さん の御供をして買い出しをしていただいた。また、粕汁の野菜を切ったり、イトコンその他の材料も鍋に放りこめばよいように段取りよくしていただいた。しか し、今夜も10時に予定があると、ビールも飲まずにお帰りになった。どうも申し訳ありませんでした。
それから、一人二人、三々五々と皆さんお集まりになり、大北商店さんからもビールや酒、炭などの注文品も到着し、賑やかな焼肉宴会が始まった。肉だけでは寒さがこたえるので、粕汁もどんどんつくり、どんどんよばれる。
長老大川さんの乾杯ではじまり、やがて、いつ果てるともわからない、「木下さん定年お祝い会」が進行する。久しぶりのキャンプファイアー、薪(たきぎ) はOWCCの古谷さんが彼の車で運んできていただいた。これは助かる。朝まで燃やすたくさんの量の材木の廃材だがありがたい。木下さんを取り巻く人間模様 はもっともっと大きく、あでやかではあるが、今回はごく内輪での催し。ビール、酒、焼酎をかわるがわるいただいて、ファイアーのそばに近付いたり離れたり を繰り返し、夜が更ける。風がなく、しんしんと冷える、放射冷却。星がきれい。小島さん他数人は、午前3時半ぐらいまで焚火のそばで語り合っていらっ しゃったようだ。

あくる9日(日)

霜が草葉やテントのフライを真っ白にした朝、シュラフカバーだけでは寒かったなと、ふるえて起きる。
また、焚火をおこし、残りの酒をいただく。
灰をかぶって、真っ黒に焼けた網の上の焼肉の残骸がいたいたしい。一つしがんでみれば乾し肉か薫製肉というところ。見るだにイヤと思う人もあり。
森本、川原、日野、坂口・・・は登りに出発。岡尾、中島も同様。奥野はランニング。
中川は11時にはここから帰らなければならないので、飲んでしゃべってということにしようとおもっていたら、小島さんがどうしても登りたいとのことだっ たので、1本だけお付き合いすることになった。いつものタイスケルートからローソクはリッジルート。時間切れで、そこまでだったが、長らく登っていない小 島さんが、いやに上手だなと感じた。
中川もあと2年と少しで60才定年を迎える。今度は木下さんが「ボクが実行委員長をやってやる」とおっしゃって、まことに有り難いことと思う。ならば今 回の例にならって、差し入れは清酒1本、三田への肉の買い出しをやらねば、と思う。その節は、どうぞよろしくお願いします。

1997.11.14 中川好治


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