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針ノ木岳から蓮華岳

後立山連山の名山 (標高 2,821 m)

2006年08月02日(水)〜08月04日(金)

針ノ木雪渓と白いコマクサを求めて


蓮華岳より針ノ木岳を望む

2006年08月02日(水)

さわやか信州号バス(21:50)→

 満員のバスは順調に走る。夜行バス登山はしんどいので止めようと思いながらまたまた乗ってしまった。狭い座席を横すわり正座など座り直し、寝たり覚めたり、バスがSAで止まればトイレ休憩と忙しい。

2006年08月03日(木)

*行程*
→扇沢(05:30/06:20) →大雪渓→針ノ木峠(11:00/12:00) →蓮華岳(13:30/14:30)→針ノ木峠小屋(15:30)(泊)

 バスは定刻に扇沢バスターミナルに着く。
晴れ渡った空にはたくさんのイワツバメが飛び交っており一点の雲も見当たらない。気温は16℃と暖かい。
洗顔をし、準備を整え朝食は後でいただくことにしていざ出発だ。

 一時間少しで大沢小屋に着き、ここで朝の食事とする。
小屋の管理人さんは「昨日からやっと夏の青空になった」と云われる。梅雨が明けるのが今年はものすごく遅くて一昨日だったので私たちも今日まで出発を遅らしたのだ。

日本三大雪渓

針ノ木雪渓は日本三大雪渓の一つと云われている。
数年前、鹿島槍から爺ヶ岳を経て柏原新道を下った時、鳴沢岳、赤沢岳から針ノ木岳へ続く稜線とその大きな雪渓を見て針ノ木雪渓を歩きたいと望んだ夢が今日現実のこととなろうとしている。

一昨日、落石で死者がでた雪渓は要注意

8本歯のアイゼン

 雪渓に立つと吹き降ろす冷たい風が汗ばんだ身体に気持ちよい。
だがこれも束の間、Tシャツ一枚では冷た過ぎだった。
スプーンカットの雪渓にはアイゼンは無くても大丈夫なのだが、スリップに気遣い無く、気持ちよく安定した雪渓歩きをしたいので8本歯のアイゼンを着ける。

アイゼンを着けていない登山者も中にはいたけど随分苦労して歩いていたですね。

 10時を過ぎると山は下から湧き上がるガスで覆われ、だんだん展望が悪くなる。
針ノ木峠につく頃には蓮華岳も針ノ木岳も雲の中に埋もれてしまったが槍ヶ岳と奥、前穂高岳は遠く南の空に浮かんで見えていた。

白いコマクサを求めて

峠にある針ノ木小屋にチェックインし軽く昼食を摂り、蓮華岳に咲くという白いコマクサを求めて出発する。

 

 

 一切が雲の中であるが時折雲の切れ間から山肌が覗かせる。
アップダウンを繰り返し進めば道の両側に高山のお花畑が広がっている。
中でもコマクサが群生しているのには感動ものだった。

最盛期は過ぎているもののまだまだつぼみも多くある。
チングルマは半分以上終わり、花弁はあの独特の車になっている。

 

★★★ パノラマはここをクリック ★★★

 

白いコマクサ

チングルマ

ウサギギク

チシマキキョウ

 群生の中から執念で目的の白いコマクサを一輪だけ見つけ撮影しようとするも道から離れた所に咲いていたのでデジカメで捕らえることは難しかった。
突然変異の白いコマクサは見つけるのがむつかしいので一輪だけでも逢えたことは幸運だったことにしよう。

2006年08月04日(金)

 晴れ

*行程*
針ノ木小屋(04:20)→針ノ木岳山頂(05:20/50)→針ノ木小屋(06:40/07:30)→扇沢(11:35/55)→バスにて薬師の湯(12:11/14:16)→信濃大町(14:35/15:10)→さわやか信州号→大阪(22:40)

 針ノ木岳の山頂で同行者と両手を大空に伸ばしパチリとカメラに納まる。
午前4時に出発しようと4時前に起きだすがまだ真っ暗で空には星がキラキラと輝いている。

明けの明星

雨具と水だけを持ちヘッドランプを点けて針ノ木岳への急登斜面を一歩一歩慎重に歩く。一歩一歩とは本当の事いって昨日の疲れで息切れしてこれ以上早く歩けないのだ。
東の爺ヶ岳と蓮華岳との間の雲海が真っ赤に染まってだんだん明るさを増してくる。
金星だろうか明けの明星が美しい。
山頂直下で自分の歩いている姿が足元に影を作る――ご来光だ――振り返れば雲海上に光芒がきらめく。

 山頂はもうそこだ、がんばれと自分を励まし登れば感動が待っていた。
後立山連峰の南の主峰針ノ木岳からは南は富士山から北は白馬は勿論その北につづく連山も展望できる。
すばらしい。

針ノ木岳ピークの陰を映す

 小屋に戻り遅い朝食をいただき、針ノ木雪渓を扇沢へ下る。
路線バスで大町温泉郷の薬師の湯へ向かった。

大町温泉郷の薬師の湯

  登山者の入浴客でいっぱいの薬師の湯は最高だ、新館がオープンしており露天風呂で疲れを癒す。

yama

立山 大観峰より針ノ木岳の鋭鋒


薬師の湯 日帰り入浴  600円

針ノ木小屋 (2食付¥8800) 090−2323−7145

アルピコバス(さわやか信州号) 06−6346−2200


山を想えば人恋し

  人を想えば山恋し

百瀬慎太郎

針ノ木の 雪渓で

 一人死す 落石恐し夏山


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