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美作富士(日名倉山)

(ひなくらさん)
標高 1,047 m


2011年05月22日撮影
  駒の尾山より見る美作富士(はるか遠方に瀬戸の海が見えます)

1997年05月25日
 くもり 山頂では霧雨
 15℃

 尼崎の自宅を7時に出発し中国道には宝塚ICから乗り、西へ順調に走る。距離は100キロ丁度の山崎ICを9時に降りる。寝不足が続いており運転すると眠くなるのでこの間5つあるSAに全て立ち寄り5分ずつ休憩を取る。

  ここから南光町を経て登山口である千種町の室橋バス停へ。バス停から300m歩いたところにある日名倉神社にお参りしてから山頂を目指すのであるが、何か天候が思わしくなく少しでも時間の短縮を考え、室橋から簡易舗装された(といってもガタガタの)林道を1.5kmくらい入った林道終点のところに駐車(10時)する。

路線バス(神姫バス)利用は姫路駅から山崎乗り換えで約2時間かかる。

山頂からの距離が完全に表示

 ここから3000mの表示を見て登り始めた。清流で名水百選に選ばれた千種川の支流を右に左にと、渓流添いに気持ちよく歩くと「ちくさ100年希望の森林」の標柱が立つ。雑木の森林でなくこの山も杉や桧の植林が続いている。歩くにつれザーザーの大きな水音がチョロチョロに変わり、それも涸れると山は静かになる。2200m地点から尾根道にはいると今度は水音で消されていた野鳥の鳴き声が聞こえてくる。

キョロキョロ、キョロロ・・・・・・、
キッキッチェッチェチェ・・・・・・、

ウグイスなどもときおり楽しそうにさえずる。

tizu

 1800m地点に右から流れる沢が最後の水場で、水は冷たく一汗かいた手や顔を洗うと心地よい。このあたりはこの山唯一のブナ、コナラやカエデなどの広葉落葉樹林のすがすがしい割と平坦な山道がつづく。

ここから急坂がつづく

 10時50分に着いた奥海越(おねみ)の標識には、左 るり寺6km、右 日名倉山1.5kmとある。
最後の登りがここから始まる。クマザサは2m幅できれいに刈り取られており気にならないが、急坂なので濡れた道は滑りやすく思うように歩けない。一歩一歩ゆっくりと歩を進める。

1000m地点、ザザァと笹が鳴る。歩きながら熊かな?とも思い左の方を見るとシカがいる。彼もこちらを見ている。カメラを取りだそうとリュックをおろしかけると「アブナイ」と察知して逃げ去った。

「美作富士」の山容は美作から見ると「富士」に似る

 日名倉山(ひなくらさん)は標高1、047mあり「美作富士」(みまさかふじ)と呼ばれ兵庫と岡山との県境尾根にある。すぐ北隣にある「後山」が修行の行者山で「男山」と言われるのに対してこの山をきれいな山容から「女山」と言われる。

 今回は兵庫県側からの登山だが、こちらから見ると富士のかたちをしていない。山は見る方角によってさまざまな形に変わる。美作つまり岡山側(北東)から望むと3つの頂が見え、左から「一の丸」「二の丸」「三の丸」とつづき「三の丸」が山頂で、左右対称の山に見える。

急坂を一の丸、ニの丸と登り下り三回繰り返し三の丸の頂に11時30分に立てた。

  山頂の祠に安全登山の祈願をし、少し早いが弁当をひろげる。先ほどから降り出した霧雨でほとんど視界がきかない。それに気温も9度くらいでとても寒い。レインコートを着て、傘をさして食べるありさまだった。

 12時にキーンコーンカーンとベルの音がふもとのベルビール自然公園から聞こえてくる。このベルは日本最大のものだそうで、音色もすばらしかった。

  食べたし、ベルの音も聞いたし、残るは展望を楽しみに次から次に沸き上がるガス雲の切れるのを寒さをこらえて待つ。山頂に着いてから下山を始めるまで今日のように1時間半もいるのは初めてのこと。そのかいあって雲は切れ、遠く北東に「三室山」(兵庫県第二の高峰)がかすみ、すぐ北に「後山」(兵庫県第三の高峰)とその稜線を右にとると笛石山(千種富士)が見える。

  この雄大な光景には、いつものことですが、もう感動しました。





下山も同じコースをとり、ラドン温泉を楽しむ

 記念写真を撮り、展望の余韻を残しながら休憩なしで一気に下りる。
マイカー登山は往復同じルートを歩く味気無さの反面、良いところはバスの時間を気にせずとも良いし、寄り道が出来ることです。

室橋から10kmくらいで、ちくさスキー場(キャンプ場)があり、そこのロッジのラドン温泉に500円で入浴できる。これがまた結構なお湯で、登山帰りに汗を流せたことは天国天国の気分でした。

逃げる虹(時速80km)

 帰り道、中国自動車道を走行中に完璧な虹が前方にかかった。この虹が走っても走っても東へ逃げる。30分くらいも逃げた。逃げ水の現象はよく出会うのだが、逃げる虹に出会うのは初めての経験でした。

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