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広野富士(須賀山)

 ひろのふじ(すがやま)
標高 521.9 m
三等三角点 広野


2005年06月05日(日)
 
気温27℃ くもりのち晴れ

 神山町議であった大草邦一氏が「須賀山」を「広野富士」と愛称してから町内では知られるようになったが、これはそう古い過去のことではない(神山町観光係り)
 神山町にはこの山のすぐ南に鬼籠野富士(秋葉山)もある(徳島新聞掲載)

鮎喰川 と 広野富士

 

tizu

 登山コースは

須賀(すが)、馬地(うまじ)、養瀬(ようせ)の地などからある。また林道が日浦、福原からほとんど山頂近くまで上がっている。
数十年前までは遠足や春の節句には遊山に(子供たちはお弁当を持って山に川に遊びにゆくこと)登った山である。
時代は変わり、人々は山に入らなくなり山道はだんだん消えていった。

 養瀬からは里道の終点の大きな椋の木の所から尾根上にしっかりした山道が今も健在であるが須賀、馬地からの道は消えかけている。

行程 須賀ルート 登山口10:55-ザラ場11:55-尾根上12:25-頂上・三等三角点 広野 12:45/13:15-尾根分岐13:45-林道14:00

 須賀から登る

  私たちは須賀山だから、道が消えかけていても須賀から登ることにした。

 

 梅の里 

 春三月、須賀は梅の花が満開でとても良い香りをただよわせる。(登山の下見時撮影)

ユキノシタ たわわに実った青梅(登山の下見時撮影)


(登山の下見時撮影)

登山口

 青梅の出荷の最盛期で生産農家の皆さんは忙しく、収穫に精を出されている。
須賀の一番奥のお宅の手前の少し広くなった路側に車を駐車し、梅林の横から山に入る。道脇には美味しそうな蕗、お人形さんのようなユキノシタの花がいっぱい咲いている。


ユキノシタの花



 消えかけた道、下草が生い茂りどこが道なのか判らない。昔はよく登られたという地元の方から伺ったとおり左へ左へと斜め上に進み、かっての踏み跡をたどる。

 ザレた所で道は完全に無くなる。
もうそこからは獣道をたよりに藪を分け登る。苦闘一時間、杉の植林された尾根の付近に着く。
この植林の中も雑木が密集しており、尾根まで15分くらいヤブコギをしいられる。


 道を見失う 

 下山時、判ったことだがザレ場からもう少し左へトラバースしなければならなかったようだ。馬地より上がる尾根に出れば、もう雑木の密集は無くなり緩やかに山頂まで進むことができる。

 尾根には新しい赤いテープが巻き付けられており、登山人が歩いている様子がうかがわれる。


タツナミソウ(立浪草)

 多分、タツナミソウ(立浪草)だろう。写真のような花がたくさん咲いていた。 花の色は紫、咲くさまをうち寄せる波に見立てた名前、招き猫の手のようでもある。

 山頂のすぐ下部に奇妙な小屋。中を覗けば、間伐丸太の貯蔵小屋なり。

 山頂に着く。黒緑に塗られた電波の反射板やアンテナ塔が山頂に設置されている。

 地形図には三等三角点 広野があるのでいつものように三角点を探し回るが見つけることができなかった。立ち入り禁止の有刺鉄線の張られた中なのかも知れない。

 反射板のために切り開かれた南東から東北方面、山並みの先に徳島市街を見晴らすことができる。
小半時休息し「広野富士」の山頂に別れをつげる。

徳島市街を見渡す

 下山は馬地の方向への尾根を(標高360m)まで下り、その昔村人が利用していた道跡を須賀へたどり、須賀、一番奥の家の東側に降り立つた。

 登山の後、くつろぐにはここより神山川を5分くらい遡れば神山温泉があり、 道の駅 温泉の里神山にも近い。

鴨の湯 四国山地が一望できる露天風呂が好評 (吉野川市鴨島町飯尾415-1 鴨島温泉「鴨の湯」)

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