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丹波富士(烏帽子山)


2003年5月2日  晴れ  気温21℃

丹波富士パート8 京都府と兵庫県の境界尾根にある二つの富士

 丹波は明治の廃藩置県で行政の所属が京都府と兵庫県に分割された。この烏帽子山は府県を隔している尾根上の一つのピークで標高は512.5mと500mを越えている。

 兵庫県側の青垣町から眺める山容はその山名の烏帽子型であるが、東方の京都府福知山側からは富士型をしている。そのため、丹波富士と愛称で呼び親しみのある里山と今に伝えているのはもっぱら東側山麓の里人達である。

 また、この府県境尾根を北へ10kmばかり進み国道9号線が交差する夜久野峠の少し手前の尾根上にはもう一つの小倉富士(標高498.5m 夜久野町)が美しい富士としてそびえる。

「ふるさとの富士」の情報

 以前は知名度の低い山(登山誌では紹介される事の無いマイナーな山)へ登る時、町役場へ電話か手紙で登山口や山道の情報を問い合わせていました。今でも役場等で情報を得ますが、インターネットで検索する方法も多くなりました。この烏帽子山についてはインターネットに頼りました。

 福知山の「街の宝物を紹介するページ」さんにお願いしましたところ、「発信基地――烏帽子山」というページを運営されているAさんにお聞きしたらとのお返事だったので早速ご依頼申し上げとところ、次のようなとてもありがたいメールをいただいた。

「京都府側からは登山口は二箇所ありますが、私も一箇所しか上ったことがありません。冬場は狩猟の期間中などで危険ですし・・・一人ではなかなか上れないものです。一箇所は、小牧村の一番奥の家から50メートルぐらいのところに「烏帽子山登山口」と書いた標識がでております。もう一箇所は、すぐ先の下戸村に入って二軒目ぐらいの左側に、まだ新しい四角い大きな石碑が建っておりますが、そこからも左に入っていただければ登れます。私は、下戸からしか登ったことはありません。」

小牧城が山頂に

 山城があったのは中世のこと。それに山に檜が植林されているものの採算が合わないので枝打ちも間伐などの山仕事に通う人も無く山道はどんどん消えてゆく。一人では登山に自信が無いので同じ山岳会のNKさんとIさんより教えてもらった下戸(さげと)から登り、小牧へ下山しようと決めた。

 車で山に近づき、農作業中のおじさんに富士がきれいに見える所は何処ですかとお聞きすると「小学校のあたりからが良い」とのことなので、小学校へ車を向ける。まちがいなく富士型だ。(写真をここで撮影)

下戸から登る

 下戸村へ入って二件目のおばあさんが丁度出てこられたので駐車場所をお願いして停める。「あの山が丹波富士です。左半分が植林、右半分が自然林の山頂部を指差され、富士山のようにきれいな形をしている」と、この道を行って右の方から登れる」とも付け加えられた。

 (10:55)簡易舗装の道もすぐ砂利道となり、一間幅の道はブルドーザーで切り開かれただけの荒れ放題の道となる。(11:25/30)この林道終点で一休みし、左側の尾根に乗る。ここで地形図を確認した時は山頂からの尾根と判断した。尾根はまばらな落葉樹に若葉がさわやかだが、傾斜はけっこうきつい。(11:50)一つのピークに着く。雑木で見晴らしがきかないので、地形図と高度計から山頂は右奥と判断して進む。(12:00)次のピークで振り返ると先に通過したピークより左奥に山頂が見える。これはおかしいと気付き引き返す。この後府県境尾根を忠実にたどりいくつかの小さなピークを越えて二等三角点のある小牧城址のピークへ到着した。(12:40)

地形判断はしっかりと

 最初に取り付いた尾根を判断ミスするとミスの繰り返しとなるという事が判った。展望の利かないときはより慎重にしなければならない。私達は二つ目のピークで展望が利いたので幸いして深みにはまらなかった。

 青垣から採石の音、オオルリがさえずり、小鳥達がにぎやかな山頂からは山麓の下戸や小牧の里が眼下に、遠くに福知山方面が見渡せる。

下山は小牧へ

 下山は尾根を乗換えながら登山口の標識のある所へ正確に着くことが出来た。 

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