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丹波富士(白髪岳)

標高 722m


2015年07月15日(水)の記録へ
2013年10月30日(水)の記録へ

1996年12月18日
 快晴・気温9℃ 微風

 昨夜よりの霧雨も自宅を出る頃には止んでおり西は雲が切れ明るい。
阪急電車で宝塚に出て、JRに乗りかえる。行き先も見ず飛び乗ったが新三田駅止めで次発列車を20分待つ。登山口最寄の古市駅で降りたのは色とりどりのザックを背にした十数人。朝の天気予報が低気圧は東海上に抜けたので急回復との通り空は晴れ上がり、冷たい北風にも早春のさわやかな息吹がする。

 今日は単独行、(09:00)駅を出ると、すぐ脇目もふらず登山口へマイペースで歩く。私の職場近くの淀川堤にはもう黄色いタンポポが咲き始めているが、ここ丹波の山里の小道には新芽が伸び始めたところである。

 白髪岳と松尾山の登山口である住山までは平坦なアスファルト道を行く。村の人達がポイ捨ての空き缶などの清掃をしている。畑ばかりの田舎道なのにビニール袋は一杯になっていた。誰が投げるのか困ったものだと思う。

 (09:50)暖かくて一汗かいたので、シャツ一枚になり白髪岳の林道に入った。前方正面に白髪岳上部の岩稜が朝日に輝いている。右手には松尾山の丸い山頂も見える。白髪岳は「丹波富士」と呼ばれ昔から崇拝の対象とされた山である。標高は722mあり、どの方角から見ても美しいが南方向からと、松尾山への縦走路の中間付近からみると山頂が少し平で富士そっくりに見る事が出来る。

shiraga

 住山から眺めると、山肌に岩があちこち露出しており、自然林(あの山は若い頃からひとつも変わっていない、岩山だから木が育たんと土地の88歳のご老人が言われる。)で木枯の冬は白く見える。
私の一存の見方だが、そこから白髪岳なのだろうか。

 町ではこの山をハイキングに「四季彩いっぱい白髪岳」と紹介していたが、近年「兵庫ふるさと50山」に選ばれ益々人気の山となって登山者が増えているようだ。
登山者が増えると山道が荒れて雨水で土砂は流され痛々しい様相となってくる。自治体がどのように道を保全し登山者の安全と山の自然を守るかに頭を悩ますところだが、この山には二通りの方法が取られていた。

 林道は左に流れる谷川に沿いゆるやかに植林の中を伸びている。
途中左の谷へ小道が付いているが、この谷沿いの道は堰堤にはばまれ進めなくなるので林道を進むこと。約15分でたくさんの山桜木の植えられた桜公園に着く。
ここでティータイム5分間とり汗を拭う。橋を渡りなおも林道を10分進むと左から谷が合流するので、ここから林道とわかれ左へ山道に入る。

一つの方法、丸太で階段

 (10:20)落葉樹で明るい尾根を一気に8合目展望所まで急登が続くのだが山道を整備する一般的な丸太で階段をつくる方法が用いられている。

傾斜が余りにも急なので多人数が登ると崩れて仕方なく階段を造ったのか、又この方法しか対応できなかったのだろうか。登山者にとって丸太の階段は登るのに苦しい限りである。
どうしても丸太の階段以外に方法がない場合は仕方ないが、必要のないと思われる所にも丸太が続いている。岩や木の根をステップに選び小枝につかまり登る面白さが失われて残念だ。

 (10:45/55)ベンチのある展望所では山頂が目前にあり、岩山の容貌が眺められる。ここから岩稜登りが楽しめる。<この山のハイライト>岩登りの好きな方はルートの取り方しだいで2-3級程度の岩場歩きが楽しめる。垂らされたくさりやロープを持ったり、苦手の方には迂回ルートもあるので安心できる。

すばらしき展望

 (11:15)二等三角点のあるさえぎるものの無い山頂に着く。南に六甲連山、その手前に三角形の虚空蔵山、右へ西光寺山、妙見富士、西に播磨の山々、北に夏栗山や黒頭峰、右へ多紀アルプス、東に弥十郎岳、剣尾山等などが目を引く。


 (12:15)一杯の登山者でにぎやかな山頂を後に松尾山へ向かう。この下り道はまっすぐ急降下である。雨水にえぐられた道は荒々しく両側の小木に新旧2本づつのロープが鞍部へ着くまで張ってある。こんな道は楽しくもあり、苦しくもあるが丸太の階段よりもまし。

もう一つの方法

 松尾山と文保寺(大化年間に建立)への分岐から文保寺への下り2kmは自然を生かした人工物を一切使用しない整備がされている。地形のままの道ならば各人のステップに合わせてかなり自由に歩幅が取れるので、強制される段より膝にかかる負担も少なく大歓迎であった。
今回は文保寺から篠山口駅へのルートを歩いたが、城跡のある松尾山(標高687m)山頂を経由して千年杉や石仏、不動の滝を見ながら住山へ下るメインコースがある。

yama

四斗谷のとんがり山より展望

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2013年10月30日(水)

今回は南西尾根をチャレンジで出かけたが、結果を先に言うと敗退であった。




tizu

 四斗谷からトンガリ山を経由して白髪岳を大回りで周遊するコースは、時には歩かれているようで体力と地図さえあればたどれるので好き人があるいておられるようです。

 今日の私たちは四斗谷から直登を目指します。

 四斗谷公民館を過ぎなおも北上すると林道は左の四斗谷線と持越線に分かれています。
地理院の地形図によると持越線は谷の左岸道ですが現在の林道は右岸道となつています。
この林道を進み、二つ目の二俣から右尾根を登る予定であったが植林がされているも急こう配の為谷を詰めることにして進む。

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 けもの道も途絶え、植林地帯も終わりいばらの状態でもう前進はむり。
左右の尾根へ上がろうとウロウロするもブッシュで阻まれる。

09yabu

 ここでこのコースは無理と撤退しました。

次回は四斗谷線を少し北上したところから南西尾根に登るチャレンジです。

四斗谷に咲く秋の花

akebonoso rindo

アケボノソウ  リンドウ

katabami gennosyoko

カタバミ   ゲンノショウコ

 

今日は狐に騙されたようです。

高価なGPSをどうしたことか紛失してしまいました。
どこで無くしたかも全然意識がありませんね

同行者はカメラのフードを紛失です。
どこでどうなったかもわからない

 今日写した、愛機のGPS最後のスナップショット。
GPSを写すことなど今までなかったのに無くす前になぜか写していた。

 無くす前に私を写しといてくださいと、GPSの意志が働いたのだろうか。

    安らかに山の中で眠れ

    七年間ありがとう


2015年07月15日(水)
  晴れ 34℃ 暑い暑い日に

tizu

graf

dohyo

 有料駐車の手前の少し広くなった路側に駐車(09:50)、平日だから私達の車一台のみ 

 登山口の道標には、とんど場と丹波栗街道の表示があり。
市は以前の栗生産が年に400トン以上あったのに先年は140トンに減ったそうで増産に力をいれているらしい。
これが栗街道の取組みだそうです

  未舗装じゃり道の「わん谷林道」終点の駐車場に(10:30) に 着く。


かなり広く休憩所もあります。この休憩所の裏手にある水場、飲めるかどうか不明。

ここから道は丸太で組んだ山道が続きます。非常に急登です

奥の三角錐は虚空蔵山

パノラマ写真を表示します

 暑い、全身が汗でダクダク。二?三度休憩しながら登ります。山頂近くなれば岩場が有ります。
岩登りを私は進む。岩の迂回道も有り、怖い方はこちらを進みます。

松尾山

 この岩尾根の辺りは展望も開け、南に虚空蔵山の三角錐、東にこれから行く松尾山が見えます。

 ロープに鎖が必要以上にあります

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この岩の上を越え


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山頂の二等三角点 

 

丹波富士 山頂にて

 下界は34℃ 天気よく、風もありさわやかです
  ピースピース

松尾山への急な下り坂

 頑丈なロープ  小学生が体験登山するのでこんなにロープを張っているのだろうか?

振り返れば白髪山が三角錐

かってこの山頂に酒井城がありました(酒井城址)

 丹波には山城が80城以上有りました。 山があれば山上にお城あり

 松尾山を少し下ったところに、千年杉根元から二又に分かれ威風堂々と立っています

高仙寺の卵塔群、歴史がしのばれます。卵型のお墓は「無縫塔(むほうとう)」と言い、お寺の僧侶のお墓です。


金剛蔵王

不動の滝15mの滝

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