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山 口 富 士(丸山)

やまぐちふじ  標高 378 m


金仙寺湖 と 山口富士

 

2004年06月24日(木)
 30℃ くもり 

 梅雨の中休みのころ西宮市北部、山口町を訪ねる。

 私の住む尼崎市と西宮市は武庫川を隔てて隣り合わせである。西宮最北に位置する山口町は六甲山を越えた北の町なので南部の市街とは雰囲気がまるで違う山間部だったが山を切り開いた住宅団地の開発で都市化が進んでいるようだ。

 宝塚から国道176号線を三田方面へ進み、生瀬の先で有馬へ向かう県道51号線(崩れた山肌をあらわに見せる蓬莱峡を左に見る道)を登り詰めれば船坂峠である。この交差点を北へ折れ、県道82号線を行くと丸山ダムで作られた金仙寺湖、パラボラアンテナの立つ畑山、目指す「山口富士(丸山)」が樹間に見えてくる。

【丸山城址-標高378mのこの山は、別名山口富士ともいわれ、室町時代にこの地を支配し、戦乱の犠牲となって滅んだ山口五郎左衛門の居城があったところと伝えられています。】
(西宮市HPより引用)

洗足山 観音堂

 金仙寺橋の西詰に車を止め、湖の堤に植樹されている青葉の桜樹を見て桜の咲くころはさぞ素晴らしいことだろうと思いをめぐらせながら、富士を見る。

 その名のとおり金仙寺湖に浮かぶ丸い小山で、その山影を湖面に映つしていた。その山容は富士らしくはないものの、ご当地にあっては非常に美しい山、つまり「ふるさとの富士」なのだ。

 山裾に洗足山観音堂がある。(丸山が洗足山と云われていたのだろうか?)このお堂の西側に山上への道が付いている。そしてこの道は山上に祭られている奥社への南参道となっている。

  

 


赤い鳥居の続く道

 山頂への道は4本あり、稲荷神社奥社への参道となっている南参道(510m)、北参道(720m)、新参道(550m)と、もうひとつはダムへの道。

 猿丸丸山大明神と記された祠、道脇の湧き泉水たまりなどわき見しながら歩けば15分ほどで山頂に着く。

  新旧の丁石(1から6丁石)が目についたが上部が1なのか6なのか不明。

稲荷神社奥社

 広い城址には、 丸山城址の碑、稲荷神社奥社、 相撲の土俵、保護樹のケヤキやアカマツをはじめいろいろな自然樹林となっている。

金仙寺湖(右端が桜並木)

 金仙寺湖にかかる金仙寺橋(手前)と阪神高速7号線。

送電線の監視路のよう

 新参道の急な階段を降りれば丸山稲荷神社、ここにも立派な土俵がありブルーのシートで覆われていた。

山行中に見られた風景


猿丸丸山大明神


相撲の土俵


参道案内板


丸山城址の碑

保護樹林 ケヤキ

丁石

ヤマアジサイ

スイレン

満開のネムの花

西宮六甲GC 上部より撮影 2017/03/30

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