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有馬富士と花山院

(角山 )
標高 373.93 m
四等三角点(有馬富士)


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2016年01月20日(水)の記録へ

1996年11月17日(日)

JR三田駅-花山院バス停-花山院-有馬富士-福島大池-JR新三田

 大阪8時29分発篠山口行きの快速に乗れば三田駅に9時8分に着く。
「有馬富士」は三田より北へ約6kmのところにある。福知山線が複線化され大阪への通勤が楽になり、山奥だった三田もニュ-タウンができ住宅がどんどん増えて都会になっている。
「有馬富士」は、どの方角から眺めてもきれいな円錐形をした標高374mの美しい山である。

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花山院を訪ねる

 この山だけの登山では物足りないし、ここへ来たからには西国33観音霊場番外札所の花山院を訪ねたい。  三田駅から乙原行きのバスに乗れば花山院バス停に20分で着く。900mのきつい坂道を30分も登りつめた小山の山頂に薬師堂、法皇堂などがあり、札所となっているので参詣者が多い。

花山院より展望(寒桜が白く満開で紅葉の紅とのコントラスト)

「有馬富士、麓の霧は海に似て、波かと聞けば、小野の松風」 花山法皇

 このお寺には二度来ているが、11月中旬に来た時は、法皇の詠まれた雰囲気そのままで感激したものです。 左前方に、白い霧の中に浮かぶ富士は、いまも千年の昔も変わらない。今日も絵に書いたように霧がでている。  六甲、播磨灘、三田の街と新しいタウン、その右に千丈寺湖が見える。
はるか右奥には小豆島や家島群島がかすむ。展望台のすぐ下には、寒桜が白く満開で紅葉の紅とのコントラストは言うことなしだ。

「有馬富士、君の命は永がけれど、我の命は、霧の如くに」 著者

 ここから富士へは南へ約2kmの距離だ。

登山道は数個所あるが南東からの「歴史の小道」(古墳群が発見されている)を登る。約20分で山頂に立つ。山道は短いが傾斜は急だ。山頂は雑木がじゃまして展望は無いが、10m南へ降りた露岩の所からは展望が開けgood。ここで昼食のサンドイッチを楽しむ。

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 山麓一帯は自然公園となっており芝生広場、駐車場が整備されているので家族ずれに絶好の場所となっている。まわりに池も多くあり釣り人にも良い所だ。  下りは南へ「わんぱく砦」と名のある岩岩の道をとる。小学生の子供が喜びそうな危険のない岩場の道です。10分も歩けば麓の植林地帯に着く。  ここから「フィトンチッドの小道」と道標に書いてある。
なんのこっちゃと調べてみると--森の中に入るとなんとなく良い香りがして気持ち良いものです。 この香りの正体は、木々の樹脂から発散されるテルペンなどの化学物質だそうで、この匂いをロシアの何とかいう学者が「フィトンチッド」と名付けた。 --ということらしい。
この物質は殺菌作用があり、人の心をなごませ、精神を安定させると良いことずくめです。

 まあ講釈は、ほどほどにしてと、「森林浴」の道を10分も進むと福島大池に隣接しているショウブ園に出る。大池は一周30分くらいの大きさで鯉を養殖しているので釣り禁止と立て札がある。その横で釣りをしている人もいる。  池に映る逆さ富士  池を隔てて正面に富士が望まれ、湖面に映った逆さ富士がさざ波に揺れる景色は逸品である。とにかくこの富士はどこから眺めてもいい。

バ-ドウオッチング

 この池には、冬に多分たくさんの渡り鳥がやって来るのだろう。バ-ドウオッチングの団体が望遠鏡を構えていた。しかし50羽ほどのカモが水面に浮かんでいるのしか私には見えなかった。

 年の頃25-6だろうか、手で何かを拾ってビニ-ル袋に入れている。今の時期だからドングリかきれいな落ち葉かなと、よく見るとタバコの吸い殻などのゴミを集めている。 山を歩いていてジュ-スのあき缶などをよくみかけるが、あえぎあえぎ登っているので拾えない。「誰が捨てたんや!けしからん」とだけ思うが拾わない。反省しきりだ。 彼女の行為に感心してしまった。

 大池を後に、新三田駅へは約2kmの平坦な田舎道を行く。3時21分発の快速に乗れば約40分で大阪へ着く。

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2016年01月20日(水)
  寒い 降雪 風強い


 明日は大寒、厳しい寒波が押し寄せて来た。 日本海側では大雪だ。 今日は丹波の小富士山を訪ねる予定だったが朝から雪が舞っているので丹波はあきらめ近くの有馬富士を登ります。 

今日の有馬富士

 




 土日祝祭日はこの奥にある駐車場まで入ることができますが平日はここで路側駐車します。(11:48)



 きれいな道標、このすぐ先に車道から離れ、右へ登山道があります。花山院へ2.5kmの道は次の機会に歩いてみたいものです



 

 (12:08)休憩所がある頂上広場につきました。今朝の雪が芝生の上に残っていた。 

 





 (12:23)頂上に到着です。四等三角点が山上の東の端にありました。南に開けた岩の上で六甲山方面の展望を見ながら、ここでお昼にしようかと準備しかけると雲行きが怪しくなり雪がチラチラ落ちてきたので、下の頂上広場の休憩所まで下山です

 下山はわんぱく砦の岩場を避けて作られている北回りの迂回路を通った。北斜面は残雪が多く雪の感触あり。




2016年06月15日(水)
 晴れときどきくもり
 風弱い


北尾根を歩く

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 北から南の有馬富士に向かって北尾根を歩きます。コースは2つあり、駐車場の近い方から登りましたが、こちらの方は道が狭くて背に低い笹が行く手をはばみます。

 笹がこんな風です、道は丸太の階段がほとんど敷き詰められています。












ヒメジョオン(姫女苑)の花とかわいい蝶(ベニシジミ)

 ハルジオン(春紫苑)とヒメジョオン(姫女苑)の花は似ています。 この花はヒメジョオン(姫女苑)です。 ハルジオン(春紫苑)は春に咲き、ヒメジョオン(姫女苑)は梅雨時以降に咲く。

 

ササユリが見ごろでした 白と薄い桃色




今日の日帰り温泉は
「花山の湯」


今日のルートをパノラマで見る。
  下記をクリックします。

  Panorama Show


 


有馬富士公園(兵庫県立都市公園)

 パンフレットはこちらからダウンロードできます

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