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三里富士(百前森山)


10月11日〜12日 晴れ、快適気温で風少々

 紀伊半島中心部の奈良県南部と和歌山県の県境尾根は、「果無山脈」と呼ばれる千メートルを越える山が連なっています。

果無山脈

 人の命は限られたもので「朝に紅顔あれど、夕べには白骨となりて・・」と云われる如くはかないものです。だから限りないものや、とてつもない巨大なものには神を考え憧れをもつ。私も「果無山脈」の文字を地図で見つけたときは、果無があるのかと感動し訪れたい山の一つであった。

 この山脈の南には田辺から中辺路を経て熊野への古へより熊野本宮詣で有名な熊野古道(国道311号線)が走っています。
 果無山脈は藪山の連続で縦走など非常にハードであったが、最近地元の有志4人が1年がかりで切り開き(道標も設置)快適な縦走路が整備されました。

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三里富士

 この果無山脈の東のブナの平(1121m)から南に張り出した一峰が百前森山(782.7m)です。麓の三里村から眺めたら富士形に見えるので三里富士と呼ばれています。

ゆっくりドライブ

 尼崎を朝7時に出発した。今日は十津川のキャンプ地まで190kmをあちこち散策しながらドライブの予定で気ままなものです。
 五條市から50kmで谷瀬に着く。十津川の上流でここに日本一の吊り橋が架かっています。長くて高くて細くて揺れて隙間があってとても気持ちよく歩けるものじゃない。ここは恋人と来ると絶好の場所で、橋を往復するのですが、二人ぴったりくっついて歩けます。
 玉置山(1076m)には山頂近くに玉置神社があり車道があるので歩かず車で9合目駐車場まで走る。樹齢数千年の神代杉が林立するのは見物です。

車の故障

 山から国道168号線に下りたところでエンジンの調子がおかしいのに気付く。しばらく走ると止まってしまった。山の中だ、電話もない。困惑してオロオロしていたところ通りがかりの親切なお姉さんが5キロも先の公衆電話まで送り迎えしていただいたお陰でJAFと連絡が取れ、牽引されて修理工場へ。プラグ交換800円で一発OK、一安心。人には親切をしておくもの、今日の借りは次に誰かにお返ししようと思う。

温泉に入り、キャンプ

 この辺はどこにでも温泉が湧く。「十津川キャンプ場」を今宵の宿と定め、隣の「昴の郷温泉ー星の湯」(露天風呂、打たせ湯、寝湯、サウナありー800円)で気分一新して本当にきれいな星空のもと明日の富士を夢見る。

歩いたルート

 萩07:50〜八木尾08:00〜観音道〜果無越11:10/40〜石地力山12:20〜ブナの平12:55〜百前森山14:35〜萩16:35

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果無越えの古道

*hyakuzenmoriyama3.jpg

 果無越えの古道は八木尾バス停から十津川へ35町あり、一町毎に観音さんの石仏が置かれており、果無越(峠)は17番です。(現在は十津川添いに国道168号線が通じている)。 八木尾バス停の一軒家の古老からしばし果無越えのお話を伺い一町毎の観音さんに迎えられ今日ある幸せを感謝しながら歩き始めた。

 昔の人はなぜこんな山越えの道を選んだのだろうかを思える程しんどい急坂の道です。国道の走る川添いの方がアップダウンも少なく楽なはずなのにです。この道の両側はマッタケ山で村人は誰でも採れる共有の山だそうです。
日曜日の今日は沢山の人達が入山し「てかぎ」のようなものでマッタケ探しに懸命でした。成果はどうかと伺うと、一杯になった布袋を見せて「最近、採れませんなあ」と云われる。ほしそうに眺めていると、小さいのを3本差し出された。遠慮しながらも頂き、翌日、炊き込みご飯に入れ頂いた。国産のマッタケは何年ぶりだろうか。

 果無越までの標高差千mは3時間ちょっともかかった。ここで昼の行動食にして30分の大休止。

縦走路を快適に

 ここで、縦走路を整備された二人にお会いし地図を頂く。雑木の茂る自然林の縦走路を、展望を楽しみながら「石地力山」を越え、その名の通りブナ林の美しい「ブナの平」に着くと、目前に目指す「三里富士」が南へ下る稜線の一峰として姿を現す。(写真)

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三里富士に立つ

 ブナの平からの90分は、ここも急な坂道を一歩一歩慎重に下る。遠かった、えらかったの感じで山頂に来て見れば木々生い茂り展望全くなし。巻き道を行かず、疲れ切った友人に山頂までつき合ってもらい迷惑をかけてしまった。山頂で撮った山名入りの写真を記念に渡す。

*hyakuzenmoriyama2.jpg

 萩のバス停への道は、あまり歩かれていないもののしっかりしており迷うことはない。(里への分岐が2ケ所あるので注意)十津川に架かる赤い三里大橋が見え出す付近は崩れ掛けた崖の細い道が続き慎重に行く。ここからの展望は山波、うねる川、山里の家々との風景がすばらしくて見とれました。

渡瀬温泉

 8時間の行程を歩き終え、日本一大きな露天風呂(ホテルささゆりー700円)につかり満足感を味わいました。
夕刻せまる頃、311号線を田辺に向け帰途につく。阪和道・湾岸道経由で帰宅は深夜であった。

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