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川俣香肌富士(高鉢山)

(かばた)(かはだ)


<10月18日> 快晴・24℃・無風

飯高町(iitaka)の山

 奈良県と三重県の県境付近の飯高町北部には高見山地(高見山・三峰山・局ケ岳など)が東西に連なり千メートルを越える山々が続く。
その山脈の南に張り出した数ある山の中でひときわ美しい山がこの川俣、香肌富士こと高鉢山(788.1m)です。
富士の呼び名を頂いているにもかかわらずハイキングの本などでもほとんど紹介されることの無い寂しい山です。

 登山者に愛されない理由は、すぐ北にある高見山や三峰山などに比べて高さでも負け又山頂からの展望をとっても比べようがないからと思います。

 登山口の七日市までの交通手段も不便で、バスで行くなら近鉄で松阪までゆき、香肌温泉(スメール)ゆきに乗り一時間半かかる。
 そのため私達は車で行くことにした。
阪神高速で松原ICへ、ここで西名阪を利用し郡山ICまで行く。
あと桜井を経由し国道165、166(伊勢街道)で七日市へ、尼崎の家から136km約3時間のドライブとなった。

登山口

 地形図にも山頂への道は一本も記されていない。北西の方角に形の良い山が望まれるのであれが香肌富士だとわかっても、さてどこから登るのかと思案する事になる。
役場で聞いたところ「海洋センターのバス停のところに乳神社があり、その付近から登れるはず」と言われたのでセンターの所で地元の人に尋ねようとウロウロしていると幸いなことに消防士さんに遭った。
多分道には詳しいと思い尋ねる。

 ところが消防士さんは家の配置は判っても山道は分からないと言う。
これじゃ、どこそこの山火事じゃ言うても消防車を走らせられるのかと不安に思う。
乳神社から山に向って家がチョンチョンとあり、一番奥の家の若奥さんに尋ねると「この谷川に添った道をどんどん行けば良い」と聞き込み進む。
(車は、このお宅の前庭に駐車をお願いしました)

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コスモスの花が満開

 道の両側にある段々畑のなかもコスモスが咲き乱れなんとも素故な気分になる。
山頂から南東と東ヘニつの尾根が流れ、東の尾根には現在林道が建設中で完成すれば八合目〈らいまでは車道が付きそうだ。二つの尾根の間の谷川を右に左にしながら道がついている。
 杉が植林されているのでこの道はほとんどその山仕事のために歩かれているのだろうが、目印に赤や黄のテープが巻きつけられているので登山者も結構あるのかも知れない。
沢道に入る橋を渡ったのが10時40分、25分くらい登った所で沢から離れ南東の尾根に取り付く。

 自然林はほとんど無くぴっしりと杉が植林されており暗い。
東の尾根からの道に合わさる手前の坂は厳しく苦しいが、この付近は雑木の自然林で工事中の林道や七日市の村の展望がある。
 左奥に見える香肌富士山頂近くの大きく崩れた地肌が荒々しい。
分岐を過ぎた所で北に三峰山、南に迷岳が木々の間から望まれます。
ここからはなだらかとなり小さなこぷが二つあるが東側を巻き、背の高いススキをかき分けかき分け12時10分に山頂へ到着。

ススキの原の面影

 山頂は一面に手入れのされていないススキの原で、周りは大きくなった杉が百バーセント展望をさえぎっています。三角点で写真を写したが絵にならない。
 昼食も25分ですまし、下山することにした。同じ道を通り登山ロヘ13時45分に着いた。

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山頂のコスモス(前方に迷岳)

 車を止めていただいた家の古奥さんが出てこられて「私が若かった頃は植林されていなかったので山頂からの景色はすばらしかった。それに一面のススキはきれいだった」と言われる。
過度の杉や桧の植林は山の保水カを壊し、水害を引き起こす。
木の実のならない杉林では小鳥や小動物も住めない。キノコもほとんど出ない。
もとの豊かな自然林に戻す動きがある地方で少し試式みられているそうだが、何十年も何百年もかかるみたいだ。自然を破壊するのは簡単だが、元に戻すには莫大な費用や時間を要する。

 さてこの奥さんは中々お人好しの方で、鎌を差し出し「コスモスを車いっぱいになるくらい持って帰りなさい」と。
遠慮なくいただきました。
(この道にも田にもいっぱい咲く花は彼女の育てられたものだそうです)

香肌峡(県立自然公園)

 この地を東西に流れる「櫛田川」は峡谷をつくり香肌峡と呼ばれています。
ホテル・スメール(町営のレジャー拠点)は登山口から車で10分の所、
パターゴルフやテニスコートもあり、なによりgoodなのは「香肌の湯」があること。
40℃の温泉は茶色でジェット風呂・サウナ・水風呂とそろっています。(入浴料7OO円)
 ホテルの背後にそぴえる岩峰が槍状にそそり立つ「迷岳」への登行欲をかきたてられながら帰途についた。

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