長富士(夕陽ヶ山)
(おさふじ ゆうひがやま)
標高 227.6m
神戸電鉄終点の粟生駅から加西市北条町へ北条鉄道が伸びている。北条鉄道終点の三駅手前に「おさ」と云う駅がある。長富士はこの地名から名付けられたかどうかは、はっきりしないのだが、長の集落からは富士形に見ることが出来ない。
長より西へ4km、大柳町から夕陽ヶ山を見れば正に三角形をした富士である。地名からこの山を富士にたとえるなら大柳富士と呼ばれるであろう。そして西からの夕陽に映える富士でもある。
緑の麦畑と長富士(加西市大柳町より)
◆ 交通 マイカー
■ 尼崎(08:00) → 宝塚IC → 山陽道加古川北IC → 古法華自然公園駐車 ~ 登山口(09:30)
◆ 歩く距離 車道 約 3km 山道 約 4km 累計標高差 累計約400mくらい
■ 行程 : ①(09:45) ~③登山口(10:20) ~④長富士(11:05/15) ~154m峰(12:25) ~①(13:40)
古法華自然公園の駐車場①に停める。先客の車が何台かある。春を待ちかね行楽に来られたのであろう。私達もデジカメ、双眼鏡などを肩に掛け身支度を整え、登山口へ向かう。
今日もいばらとブッシュと格闘か
膨らみかけた木の芽、這い出してくる昆虫を求めて野鳥も木々を飛び交っている。ヤマガラ、ヒガラの群れ、ジョウビタキのつがいもいる。舗装された車道をゆったりと足慣らしの調子でゆっくり歩くと45分くらいで古法華公園②に着く。
山頂から一つの北への尾根がこの公園に降りているが取り付くために川を歩いて渡れそうも無いので(こちらに橋がない)地形図から判断して南西の尾根が比較的緩やかなのでそちらに向かう。
ウグイスが鳴く声を聞きながら、山の西へ回りこむと、幸いなことに橋がかかっていたので渡り、山裾を山に入るけもの道を探して進む。③フェンスで囲われたところで行き止まりなので仕方なくここから茂ったブッシュをかきわけ登る。
畑を横切り山へ踏み込む
先頭歩くは京都北山で道無き所を駆け巡っているクライマーだからこんな200mくらいの山は気にせずどんどん突き進んでゆく。私も同行の方もいばらで引っかき、手から血を流している。
登山口(標高60m)より右へ右へ斜上しながら進み、60mくらいも登ればブッシュの苦労はここまで。このあたりからは背の低い松など雑木がまだらに生える急斜面となる。
飾東町小原新(姫路市)方面
後ろに広がった展望に一息入れ、立ち木などにつかまりスリップしないよう注意しながら登る。
気温が上がったのですっきりとはしないが山頂からの眺めは言うこと無しの100点。
西に見えるのを「大馬鹿門」と違うか?と誰かが言う。双眼鏡で覗けば「観覧車」だぁ。(姫路セントラルパークかな、横から見るので四角い塔のように見える)
2万5千分1地形図名 : 笠原 [北西] |
種別 三等三角点 |
標高 227.6m |
北緯34度52分41秒,東経134度48分6秒 |
お疲れさんでーす
岩山の山頂です、高い樹木なしで展望が良いです。ピークに三等三角点
誰ですか? 三角点を足蹴にするのは
長富士のピークを振り返ると厳しい山容が(よく攀じ登りましたね)
山頂から古法華寺の上に掛かる吊り橋まで小山をいくつもいくつも越える尾根歩き。前見て、横見て、後ろ見て縦走をつづける。 所々に早咲きのつつじがいいね。
154mピークの手前南麓になにやら囲ってありました
良い眺めの岩に腰掛け一休み
稜線の最奥善防山に向かって進む。このあたり、縦走路の中ほどなので一休みをとる。⑤低山だが露出した岩尾根を通過するのでなかなかいい気分に浸ることが出来る。
馬の背中に見立てて、馬の背という。頂の幅が広いので走っても落ちることも無い
終点です
ふきのとう
ふきのとう、つくしが一杯。暖冬なのに意外と寒かった三月もお彼岸ともなれば暖かく、そろそろこの麦畑の上にも、ひばりの賑やかなさえずりが聞こえてくることだろう。
山行の後は日帰りの温泉が一番だ。兵庫県立播磨中央公園の横にある 滝野温泉 ぽかぽ に立ち寄る。
今日は水曜日の定休日だが祝日なのでOpen、600円でした。