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播磨富士(明神山)

標高  667.9 m


南東の中国道(福崎IC付近)より展望

yama

南西の禅師山より展望 (2012年09月26日) 


2007年04月18日(水)の記録へ

1997年10月01日(水)の記録へ


2007年04月18日(水)
 くもり 12℃寒い

 

交通 マイカー
■ 
尼崎(07:30) → 宝塚IC → 中国道福崎IC → 前之庄 ~ 岩屋貯水池登山口(09:25)

歩く距離 約 3.6km 岩屋池の標高 150m
 行程 : 登山口(09:35) ~ 正面参道ルート ~ 富士山頂(11:00/12:25) ~ 正面尾根ルート ~ 登山口(14:00)

 「夢前の播磨富士」は山渓の「兵庫県の山」(1999年初版)にも紹介され人気の山になってきた。コースは人気につれ数箇所の登山口からルートができている。

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赤色が私たちの歩いたルート

 10年ぶりに山仲間4人で登る。4月も中旬を過ぎたというのに寒い日が続いている。新雪が50cm降った北ア雷鳥沢で表層雪崩が起き数人が巻き込まれ1人死亡したとのこと。関東の友人よりも寒い寒いとのメールが入る。1、2月は暖冬だったのに3,4月が寒いというおかしな気候だ。


 炭焼き釜

 長滑ら、滑滝は水がほとんど涸れて滝の趣きがなく、これが滝ですかという感じ。 






 10年前と同じく古くから歩かれている正面ルートを行く。涸れ沢を詰め、急勾配な植林の中をジグザグに尾根に登れば、比較的展望のきく道となる。




嶽大明神の祠が真新しくなった山頂で


三等三角点


ピークは七種山


下山時、展望岩で、後ろは明神山

下りのルートは厳しいルート  君、狭い間を通れるか? 沢を歩くルートより展望は良いが少し慎重に歩かないと転落するよ!!


赤い実が付く--これ何の木?


2万5千分1地形図名 : 前之庄 [北西]
種別   三等三角点 
基準点 TR35234359201:明神山
標高  667.9 m
北緯35度0分4秒,東経134度39分10秒


 雪彦温泉


 農作業中の方に「日帰り入浴できるお風呂が近くにありませんか」とお聞きしたところ「この谷筋には無い」とのお返事。仕方なく今回も雪彦温泉へ向かった。(600円に値上がりしていた)

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1997年10月01日
快晴・気温25℃・そよ風

自宅を07:35にマイカーで出発、登山口に10:45着。

「播磨鑑」

 播磨の名山明神山(標高668m)は、1760年に書かれた「播磨鑑」に明神が嶽は播州の高山で、その姿が大変美しいので旅人は馬上よりかえり見、海ゆく人は船上より眺め尽くしました。
昔、この山の頂上には嶽大明神がまつられていたので、明神が嶽と呼ばれています。しかし、山頂のお社は参拝するのに道も険しく不便なので中世に麓の神種(このくさ)というところに移しまつられました。と記されている。
 塩田温泉や前之庄辺りからの明神山のたたずまいは、周りの山々を従えて王者の風格を供えている。
中国自動車道を福崎でおり、県道23号を西へ約8kmで夢前町に入る。この山もルートが判らないので先ず役場で案内を請う。商工観光課受付の若い娘さんが丁寧に地図と案内書で説明してくれる。
明神山から流れる明神川上流付近は町のレクレーションセンターのようになっており「夢のさと農業公園」として整備されている。神元神社が入口にあり水車小屋、食堂兼物産販売店「夢やかた」、ログハウスのコテージなどなどです。

岩屋池奥に登山口

 ここに駐車場があるが、少し奥の岩屋池(農業用水ダム)まで乗り入れる。(10台は駐車OK)池越しに見る明神山はすばらしい山だなあと思い写真を一枚撮る。

tizu

 歩きはじめたのは10時50分。少し遅いスタートであるがゆっくり行こう。もう秋だ、落ちたドングリ、枯れ葉をカサカサ踏みしめる。登山口から立派な道標(丸柱にアルミの説明板)が分岐毎には必ず設置されている。細い谷川に沿って道は続く。

滑原岩

 小さな堰堤や丸太の橋を渡りながら20分ほども行くと、滑原岩に着く。長さ200m、傾斜20度くらいの岩盤上を水が舐めるように流れる様は清々しく、珍しい景色である。
5分ほどで二股に着き少し休憩。この辺りから坂は急となるが、谷をはさんで輻2~3Omくらい杉が植林されており、その横は岩山のため自然林のままだ。

展望岩

 11時35分展望岩と名づけられた大岩があり、「夢やかた」や池が見える。植林の中から開けた場所に出ると気持ちが晴れ晴れとしてくる。
頂上まであと2OOmの表示のある辺りから尾根上を直登となり、傾斜はきつくアルプス気分の岩登りだ。岩、木の根の段々に足を滑らしたりしながら登る。
頂上直下ではトラのロープが数カ所垂らされている。11時55分山頂に到着。秋の空はどこまでも澄み、アキアカネが飛ぴかいススキも穂を覗かせはじめている。大空には、トンビが2羽(つがいか)ゆったりと輪を描いていたかと思いきや突如キリモミ状で落下、えさを見つけたのか?

嶽大明神は祠の中

 山頂には大きな岩が横たわり、山名と標高が記された立派な道標が立つ。これに比し肝腎の嶽大明神は朽ちかけた木製で、石で作られた祠の中に祭られている。私の供えた20円では大明神再建の足しにならないか。





 丁度お昼時だ、ガスコンロでいつもの「うどん定食」をつくっていただく。匂いをかぎつけた蟻んこさんがまとわリつくも知らん振り。北に「雪彦山」東に「七種山」の7本槍、北東に「笠形山」や「千ケ峰」の鋭峰がかすみ南に播磨の海などがさえぎる物のない360度に展望出来るすばらしい山頂である。この頂きへはまた訪れたい夢前の富士だった。

雪彦温泉

 風呂好きの私が帰途、すぐ隣に湧く「雪彦温泉」(入浴料500円)に立ち寄ったのは言うまでもない!

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