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播磨富士(高御位山)


12月7日

yama

南東の志方より展望

 JR三宮を09:06発の新快速で加古川に09:35に着く。
バスは毎時10分発なので乗り継ぎにはゆっくりできるのだが、新快速を下車時にハプニング。

 12月中旬で寒かったので、前日「登山用品店」で買ったばかりの羊毛の手袋をはいて行った。
列車を降りて手袋が無いのに気付き、駅員室へ飛び込み「今の快速に手袋を忘れたので、確保してほしいのですが」と言う。
駅員は私を見て「手袋そこにあるじゃないですか」と私のリュックの腰の所の紐を指さす。
「おさわがせして、すみませんでした。」と言って外へ出る。

 座席に座りリュックの横へ手袋を置いた時、たまたまリュックの紐に引っかかっていたのだ。たかが手袋一個で慌てることもなかったのにと悔やむ。バスは約20分で登山口(北池)に着く。

(註*バス便が減っています。 宝殿駅と曽根駅からも鹿嶋神社へのバス便もあります)

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 「高御位山」は標高304mで播磨アルプスとよばれる連山の最高峰です。連山の一番東に位置し、西へ連なる岩峰を「鹿嶋山」「鷹の巣山」などと名付けられている。

のどかな農村風景

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 バス停から20分くらい農村風景を眺めながら歩くと、北山鹿島神社(鹿嶋神社と違う別の地元の社)でここを過ぎ10分ほどで大きな池の横にでる。
「高御位山」はこの池越しに見るのが一番いい。早速カメラを取り出し、パチリと一枚写す。両翼をなだらかにひき、池に映る姿は昔から変わらない美しさだ。

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 山頂への登山道は東の高御位神社本宮から奥宮への参道コース、西からアルプス縦走コースと今日歩く南からの岩場コースがある。 15分で中腹の送電線鉄塔に着くと、展望が一気に開ける。
汗が吹き出したので小休止を取りシャツいちになる。

 

頭上には岩場が

 ここから岩場急登コースと少し緩やかな巻き道とがあるが、見たところ登れそうなので直登する。

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 YMCCの皆さんは登攀のプロの方々ですが、私は岩はアマチュアで岩のゴツゴツした細い岩尾根を四つんばいで震えながら登る。みなさんは年を取られ、上げた右足をどこへ降ろそうかと考えないといかん頃になられたら、私のいま登っている山に登って下さい。

 (註 : YMCCは大阪府勤労者山岳会の1クラブ名、クラブ誌に連載文のまま)

 上を見ると大きな岩があり、何人かザイルでロッククライミングの練習をしているのが見える。ここは岩登りコースなので、岩の濡れた時は滑るので危険だが、今日は大丈夫。
登山口から約30分で山頂に着く。

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奥宮から360度パノラマ

 山頂は東西に長く、下から見上げた巨大な岩が山頂を覆っている。
あちこちにハーケンやボルトが残っており岩の好きな方が登られているのでしょう。山頂東の端に立派な高御位神社奥宮が祭られており、播磨富士と言われるゆえんだと思う。

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高御位神社奥宮

 360度のパノラマを楽しめるし、トイレも完備されているのが嬉しい。

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 北方には前号で紹介した、もう一つの播磨富士(笠形山)や「千ガ峰」、「雪彦山」も見える。
暖かそうな所に腰を落とし、紅茶をいれ昼食のサンドイッチにかぶりつく。

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播磨アルプスの縦走へ

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 西に連なる播磨アルプスを縦走することにし、13時出発。岩尾根を登ったり下ったりをいくつか繰り返すと「鹿嶋山」(東峰)に着く。播磨アルプスの全山縦走路は、この山の登りの途中にあり、北西へ延々と続く。ここから15分ほどで次のピーク「鷹の巣山」である。

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 なおも急坂を下り、いままで歩いたアルプスを振りかえると鹿嶋山から南へ伸びる「馬の背」という痩せ尾根のかなたに播磨富士が望めるが、この方角からはまるで富士とは言いがたい山容だ。

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一番奥のピークが播磨富士

 3つほどピークを越えると鉄塔があり道標がある。
ここから「百間岩」と呼ばれる岩尾根で、ころげ落ちないようにロープがたらしてあり、私もそれをつかみこわごわ進む。

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 降りた所が展望台となっており、「鹿嶋神社」とJR曽根駅への道との分岐点でもある。

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(鹿嶋神社は聖武天皇の時代に創建されたという古い社で、一願成就の神として知られる。)

どんどん走る

 神社へは次の機会にして、曽根への道を取る。
2時半なのに、冬の暮れは早いので道を急いでいると、小学生(後で4年生と聞く)が登ってくる。「どこへ行くの」と聞くと「鹿嶋さん」だと。分かれてしばらくすると、時雨がポツポツ来た。するとさっきの小4君が私を追いかけて来た。「雨だから引き返す」と。この子は曽根駅前に住んでおり、一人で「鹿嶋さん」まで往復を何度も歩いた道らしくて、どんどん走る。私も負けずに走ったものだから、80分かかる道のりを27分で走り降りた。

 このコースは、低い連山ではあるが結構起伏に富んでおり、岩場も多くてアルプス気分を味わえる。また杉などの植林は無く雑木の山で、春には山ツツジの花を楽しめる。

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