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播磨富士(笠形山)


11月16日(日)

 富士に魅せられ、ふるさとの富士にいくつか登りましたが、今回はある秋も深まった日に訪ねた笠形山(かさがたやま)を紹介します。
兵庫県多可郡にあり東に八千代町、西に神崎町、南に市川町の三町にまたがる山です。

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播磨富士

 別名「播磨富士」と呼ばれている山はいくつかあり、この笠形山(939m)やJR宝殿駅の北にある播磨アルプスの最高峰である高御位山(たかみくらやま)などです。

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白岩山(兵庫県神河町)の山頂より展望
(一番奥に見えるピークが笠形山)

 登山ルートは、まわりの三町からそれぞれありますが、八千代町から山頂をめざし、下りは神崎町への道を歩いた。

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 JR三宮駅08:21発の新快速で加古川まで行き、加古川線に乗り換え西脇市に09:55に着く。八千代町の大屋行きバスの本数は少なく10:16発に乗り10:55に終点の大屋公民館前に到着。
 バスの乗客は5ー6人で、おばあちゃんばかりだ。
私たちに「笠形へ登るんかい」と聞いてくる。「はい」と応えると、先週だったら「紅葉まつり」で松原何とか言う歌い手さんが来て賑やかだったよと言われる。
過疎の村は「村おこし」でイベントの数々に力を入れているんだなあと思った。

 天気は曇り、気温13度と登山には申し分ない。バス停すぐ前にある鹿子神社に安全を祈り、出発。

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 登り勾配のアスファルトの林道を20分も行くと浄善碑がある。(昔、浄善と言う法師が、はやり病の治療に奉仕し自らも病に倒れたという)
杉の植林の道は続き、看板には兵庫森林浴50選の道と書いてある。
杉の木ばかりでも森林浴なのかな、私は雑木の林が好きだ。

クリンソウ

 このあたりの地には、クリンソウがたくさん自生していたそうですが、だんだんなくなり地元の有志がクリンソウを育成している。
少しの土地を垣根で囲い育てられているところには、ピンクの花をつけていた。この花は、五重塔の先につけられている「九輪」のように輪状に紅色の小さな花をたくさんつけることから名の付いた草花でさくら草の仲間です。
いつの日かクリンソウの群生する町にと願っている人達を応援したいと思う。
私の見たところ渓流に沿った道のあちこちに少しではあるが群生していた。

竜ケ滝コース

 歩き始めて45分で「赤滝」に着く。名の通り赤い岩が露出して急流が落ちている。カエルが保護色のためか赤カエルが多いと聞く。
つづいて流れが左右に別れて落ちる「勝負滝」、二段になって紅葉の木の葉越に見える「二重ケ滝」、最後に登場するのは、この谷一の「竜ケ滝」と呼ばれる落差20m以上はある幅の広い滝です。水量は少なかったせいかサラサラと落ちていた。

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 むかし少彦命がこの山を越えられたときお休みになったと言う馬の寝た跡、馬の足跡、重箱お箸の跡など滝の上に散在していておもしろい。友人は「どれが足跡やねん」と言う。「あれやがな、あの丸いやつや」、「そう言えばそう見えるなあ」という次第。

 交差した林道(標高600m地点)を渡り、これからが本格的な登りとなり山頂まで約1時間の行程です。

 少し杉の植林を登った頃、「天邪鬼ノ力水」と名付けられた名水がある。ペットボトルに家から持ってきた水道水を捨て、詰め替える。約30分急坂を登ると雑木の林となり視界が開けて「休み所」と書いてある。
我々もお茶の休みとし流れる汗を拭く。山頂間近になると坂は益々急となり尾根はますます細くなり、クサリ場も一ヶ所あり一歩間違えれば転落の危険を感じる。

岩のゴツゴツしたところは「竜の背」と立て札。

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立岩天邪鬼

 右手に巨大な岩が突っ立ている。見ると「立岩天邪鬼」と表示してある。アマノジャクと読むのだが、この地方では「アマンジャク」と言って人の言うことに何故か一度は反対をしなければ気の済まない人のことを指す。横に「天邪鬼の切り岩物語」を伝説風に書いてある看板があったが、立岩だけでなく板のように切って積み重なっている岩がその辺にごろごろしている。天邪鬼の名水と共に有名である。

 山頂には屋根の付いた立派な休憩所があり、まわりは背の低い木々だけで360度の大パノラマだ。
北に千ガ峰(1005m)、北西に段ガ峰(1103m)、西に雪彦(915m)、南は播磨灘から南東へ明石海峡をまたぐ工事中の大橋がかすかに見える。

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  天気も晴れ上がり秋の幸せな一時を持てたことに感謝する。
「おにぎり」とガスコンロでラーメンが昼飯の献立で酒はなし。

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一等三角点

 南へ降り、すぐ笠形神社への分岐を右に取り神崎へ向かう。ダラダラ道をしばらく行くと急坂となる。

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約1時間で「扁妙の滝」(落差65mのすばらしい大滝で、水は少なかったが夏などは轟音をなしていると思われる。)

凍氷結の扁妙の滝 2011年01月19日(水)の記録です

 「グリーンエコー笠形」(町営の保養センターで時間があれば入浴したいところだ)を真下に見ながらの急勾配のゴロゴロ石の道を下る。
案内所でバスの時間を聞くと、「もうありませんよ」と、タクシーもないし思案していたら「送って上げる」と声。保養所の車でJR寺前駅まで乗せてくれた。

 ありがたや、ありがたや。

2006年03月24日の記録

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笠形寺への丁石地蔵

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笠形神社

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姫路城の築城にも利用された笠形山の杉や檜

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もう少しで山頂です、しばし休憩

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今日もお山は快晴、360度の展望が待っていました

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 山行後の日帰り温泉に立ち寄るのがもう一つの楽しみです

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