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琵琶湖と富士山
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ひともっこ山 むかし火の神〔太陽〕は、国じゅうの神さまたちをあつめ、国づくりをするよう命じました。 「それなら大きな山と、大きな湖をつくりたいなー」と、ひとりの神さまが言いました、「せっかくだから、日本一高い山と日本一大きな湖をつくろう」とほかの神さまが言いました。 すると水の神さまが、「大きな湖なら、近江の国(滋賀県)の真ん中につくりたいなー」と言いました。 それを聞いた山の神さまが言いました。 「その土を運んで駿河の国(静岡県)に山を作ろう。」 ただ、どの神さまも、自分の仕事が忙しくて、いっしょにつくる日が決まりません。 話がまとまらず、とうとう火の神さまが西の空へ沈む時間になってしまいました。 月の神さまは考えた末に言いました。 「どうでしょう。わたしが月の光で照らしてあげるから、今からすぐ仕事をしましょう。」 「うん。それなら火の神さまがもどってくるまでにできるかなー。」 と、ほかの神さまも賛成しました。 火の神さまが西の空に姿を消すと、月の神さまが空の上で、近江と駿河の国の間を明るく照らしました。 神さまたちは二人一組になって、近江の国の土を、もっこに入れて、荷ない棒にになって、駿河の国へ運びはじめました。 みるまに、駿河の山は高くなり、近江の国には大きな穴があきました。 ところが、もうひともっこ運びだせば、日本一の山と湖ができるというとき、火の神さまか東の空から顔をだしたのです。 月の神さまはあわてて、西の山にかくれてしまいました。 そのとき、最後のひともっこを運びだしていた神さまはびっくりして、土をひっくり返してしまいました。 そのときの、「ひともっこの山」が長浜の田村山だそうです。 おかげで、日本一高い富士山の頂上はひともっこ分だけ土がないから平らになってしまったんですとさ。 リンク このページを開き左下の「民話を読む」をクリックして下さい
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